パネリスト

トーステン・カーニッシュ
執行役員 コマーシャルエクセレンス本部長

劉 雷
コマーシャルエクセレンス Innovation Partnership Director
今回はデジタル化やイノベーションに取り組む2名に、アストラゼネカのデジタル&イノベーションについて対談していただきました。
顧客とのエンゲージメントについて
「さまざまなチャネルを連携させ、顧客ニーズに基づいた情報を提供する。」ートーステン
今の時代、製薬会社の情報を届けるのはMRだけでなくEメールやWebサイト、セミナー、SNS、コールセンターなど様々なチャネルがあります。もちろん私たちの顧客からすれば、すべてのタッチポイントはアストラゼネカということになりますから、あらゆるチャネルを連携させて顧客ニーズに基づいた情報を提供しなければなりません。そのためには、それぞれの顧客がどの医療テーマに興味があるのか、さらにEメールをよく見る時間帯やデジタルの嗜好なども含めたカスタマープロファイルを作ることが必要です。このデータベースを活用すれば、患者さんの治療に合わせた情報を届けることができますし、MRのネクストアクションをシステムにジャッジさせることも可能になるでしょう。

イノベーションネットワーク『i2.JP』が始動
「患者さん、医薬品、医療従事者などと共にイノベーションを盛り上げていく。」ー劉
アストラゼネカでは昨年11月、イノベーションネットワークというものを立ち上げました。InnovationとInfusionを合わせて『i2.JP』と呼んでいます。i2.JPの目標は、患者さん、医薬品、テクノロジー、医療従事者、アカデミア、政策立案者の皆さんをつないで、医療分野のイノベーションを盛り上げることです。 i2.JPを立ち上げた背景には、超高齢化社会や医療費の増大という日本ならではの問題や、患者さんの治療の関わりへの変化、デジタル技術の進化といった社会の急速な変化があります。この変化に対応できない企業は取り残されてしまうでしょう。ですから私たちは、最良のパートナーとコラボレーションをする、あるいは海外の良い事例を日本に持ってくるなどしてイノベーション活動を進めています。

ヘルスケアの未来に貢献するために
「新しいヘルスケア技術やソリューションを育成する使命がある。」ー劉
私たちはこれまで、革新的な素晴らしい医薬品を届け、患者様の治療に貢献してきました。その貢献は、これからも変わりません。ただこれからは、製薬企業という枠の中から一歩踏み出して、予防から予後にわたるヘルスケアカンパニーを目指していきたいと考えています。例えば、CTやMRIの進化は凄まじいものがあります。そのような医療機器の新しい技術は大企業から生まれる場合はもちろんありますが、最近ではエッジの立った技術を持つスタートアップ企業から出てくる場合もあるのです。そこでi2.JPでは、こういった新しいヘルスケア技術、ソリューションを育成していくミッションも掲げています。

※記事内容及び社員の所属は取材当時のものです。