AZハウス横浜は、屋内でのハーブ栽培から製品づくり、備品作業までを担う職場です。多様な特性をもつ仲間が安心して働けるよう、2名の管理者が現場を支えています。違いを前提に関わり方を考え、本人の意思を尊重しながら、働くことの楽しさと誇りを育む——育てているのはハーブだけではなく、ここで働く一人ひとりの可能性です。日々の工夫と対話が、職場の安心感と成長を支え、アストラゼネカのI&D(注)の考え方が根付いています。
(注) Inclusion & Diversity (インクルージョン&ダイバーシティ)
アストラゼネカのインクルージョン&ダイバーシティ (I&D) の使命は、多様性を競争上の優位性として活用しイノベーションのために社員一人ひとりが力を発揮できる公平な環境を作り出すことです。ダイバーシティ(多様性)は「事実」であり、インクルージョンはそれらを認め合い強みに変えていくための「行動」です。アストラゼネカでは、行動を起こすことの重要性を発信するため、あえてインクルージョンを先に置いています。
AZハウスの仕事の特徴と一日の流れ
主な業務はハーブの栽培・収穫・ブレンド、ハーブティのパッキングです。朝礼で連絡事項を共有したのち、3つのブースに分かれて作業します。タスクはホワイトボードで一覧化。翌日の作業計画はメンバー自身が考えて記載し、私たちは確認に回ります。昼休みは11:45〜12:45。午後は在庫管理や翌日の準備まで進めます。
心がけているメンバーへの接し方
「決めつけない」ことを重視しています。苦手そうだから作業から外すのではなく、工程を工夫して誰もが「できた」にたどり着けるようにと思っています。未着手があっても「やってください」ではなく「忘れていませんか?」と気づきを促す声かけを心がけています。反応は人それぞれなので、性格やその日の体調に合わせて伝え方を変えます。もう一つは「褒める」こと。頑張った点を具体的に言葉にして認め、評価すると、挑戦へのエネルギーが生まれます。
メンバーが働きやすくなるための取り組み
集中力や疲労を考慮し、1日を4つのターンに分けてこまめに休憩を入れています。設備や作業運用については業務委託先の支援パートナーと定例会で情報共有し、現場の声をもとに改善を重ね、就労環境整備を整えています。
やりがいを感じる瞬間
相談してもらえる関係ができ、メンバーの迷いに向き合い、伴走できるときです。たとえば、メンバーが自分で考えたオリジナルのハーブティがアストラゼネカ社員への配布までつながり、本人の自信に結びついた瞬間はとても印象的でした。
伴走の仕方の工夫
特性による行動や認知の違いは、個人の意思の問題ではありません。伝わらない、変わらない場面もあります。だからこそ「今変えられること/今は変えにくいこと」の見極めが重要です。受け手の準備が整っていない時は、働きかけ方を変え、時間を味方にし、じっくりと向き合います。
印象的なエピソード
入社時は出勤率が約4割だったメンバーが、今ではほぼ毎日来るようになりました。隣で一緒に作業し、趣味や日常の話を重ねる。
その積み重ねから信頼が芽生え、生活リズムの安定につながったのだと思います。
今後の取り組み
メンバー自身の目標設定と振り返りの仕組みづくりです。「よりよくなるためのステップ」として、1〜2か月単位で小さな成長を可視化したい。すでに在庫や生産は可視化しているので、今後は個人の工夫や達成が見える場を整えます。支援面ではジョブコーチ資格を活用し、「黒子」としてメンバーの主体性を高める伴走を磨いていきます。
管理者に向いている人とは
柔軟で、状況に応じてアプローチを切り替えられる人です。アストラゼネカの「新しいことに挑戦する」姿勢を体現し、明るく前向きにコミュニケーションできる方。先入観に頼らず、相手を尊重しながら主体性を育てる伴走ができる方を歓迎します。