⼤きな壁を越えるために、真のニーズを探し続ける。

鶴見 隆博
Takahiro Tsurumi

プライマリーケア事業本部 消化器・呼吸器領域 大阪営業部 大阪病院1課 医薬情報担当者(MR)(2002年4月入社)


あらゆる製薬会社が手をこまねく難攻不落の民間病院を攻略できるか。

MRとして私は、限られた訪問時間のなかで医師の期待に応えられるよう、事前情報収集などの準備を怠らないよう心掛けています。しかし、なかには情報が手に入らず、アプローチの難しいケースもあります。私が新しいエリアを担当していた頃のことです。あらゆる製薬会社のMRが長年医師に面会することができずにいた、とある民間病院を担当することになりました。「アプローチする手段は皆無」。そんな噂が、エリア内でささやかれていましたが、「必ずどこかに、状況を打開する方法がきっとある」。そう思い、アプローチを決意しました。
医薬品の効能や臨床データを伝えることだけがMRの役目ではありません。地域医療推進のためのサポートをすることもMRとしての大切なミッション。地方に座を構える民間病院として医療レベルの地域格差を減らす、公的基幹病院との違いを打ち出すなどの打ち手を模索しているのではないか。私は、地域医療機関連携のサポートを行い、その民間病院を中心とした連携ネットワークの創出を企画しようと考えました。


地域医療ネットワークの創出が、当社製品の処方拡大にもつながった。

担当エリア内の医師、他のMRや卸さんを巻き込み、情報収集に奔走するなか、私の熱意が届いたのか、院長にお会いできる機会を得ることができました。何度か面会の機会をいただく度に少しずつ関係を構築し、ついには「地域に開かれた医療ネットワークをつくりたい」というご相談をいただくことができました。「地域医療というテーマでアプローチしよう」と決意してから半年あまり。地域医療連携を促進するための勉強会が発足し、10以上の医療機関からなるネットワークが生まれました。翌年には参加医療機関の数が2倍になるなど、ネットワークは急速に発展。地域の病院や診療所が役割分担をすることで、適切な治療がスピーディーに、患者さんに行きわたるようになったのです。さらに嬉しかったのは、医師から具体的な悩みを伺うことができるようになったことです。医師からご相談をいただくことさえできれば、サイエンスに強みを持つ当社の医薬品が価値を発揮する絶好の機会となるからです。結果的にこの取り組みは、当社製品の処方拡大にも大きく貢献しました。簡単に打破できそうにない壁があったとしても、動きを止めずに向き合い、真のニーズを探ろうと努力すること。そこにこそ、アストラゼネカのMRの介在価値があるのだということを、あらためて感じました。

※記事内容及び社員の所属は取材当時のものです。
 


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