一般社団法人グループ・ネクサス・ジャパンと共催で
血液がん患者さんに向けた
感染症対策セミナーを開催

一般社団法人グループ・ネクサス・ジャパンと共催で1/20(月)に「リンパ腫カレッジ2024 血液がん患者さんの感染対策~自分ですること、やってもらうこと~」をオンライン開催し、自治医科大学内科学講座血液学部門 教授 神田善伸先生に登壇いただきました。

疾患そのものと治療によって免疫が低下している#血液がん患者さんは#感染症対策が重要

セミナーの前半では、神田先生から、

「血液がん患者さんの免疫は、疾患そのものの影響と、殺細胞性抗がん剤やステロイド等治療による影響のいずれによっても低下するため、感染症対策が重要となる。新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスは咳やくしゃみによって飛沫感染するが、飛沫が小さく空気感染するケースもあるのでこまめな換気が大切」と説明がありました。

自分でおこなう具体的な感染予防策として厚生労働省の3つの正しい咳エチケットが紹介されました。

  1. マスクを着用する。
  2. ティッシュ・ハンカチなどで口や鼻を覆(おお)う。
  3. 上着の内側や袖(そで)で覆う。

 

#インフルエンザや#新型コロナウイルス感染症の他にも、咳やくしゃみの飛沫により感染する感染症は数多くあります。感染症を他人に感染させないために、「咳エチケット」を特に電車や職場、学校など人が集まるところで実践することが重要であるとされています。

神田先生からは、「口や鼻を覆ったティッシュやハンカチを介して手にウイルスがついて感染につながる恐れがあることから、上着の内側や袖で覆う方法がおすすめ」とのお話がありました。

また、「傷がない皮膚からは通常は感染しない。目や鼻、口の粘膜から感染させないことが重要。外で何かに触れたらなるべく早く手を洗う、アルコールスプレーを持ち歩く、手を洗うまでは首から上をさわらない、この3つが接触感染を防ぐ上で極めて大切」と説明がありました。

セミナーの後半では、やってもらう感染症対策としてワクチン接種についてのお話があり、不活化ワクチンと生ワクチンの違い、それぞれの有用性についてお話いただきました。

2024年9月に公開された「免疫不全者におけるCOVID-19の臨床対応指針案 第1.0版」にも触れられ、血液疾患はCOVID-19重症化のリスク因子であること、血液疾患患者さんではウイルス排出が遅延し、一部の患者においては症状の再燃が見られることについても解説いただきました。

同居家族の感染対策への協力も大切

最後に神田先生は、造血幹細胞移植をした患者さんはワクチン接種しても効果が不十分であることも多く、家の中でも完璧に感染症対策を継続するのはストレスがかかることから、同居するご家族の感染対策への協力も重要であることを訴えかけました。

質疑応答では一般社団法人グループ・ネクサス・ジャパン理事長の天野氏から、患者さんから寄せられた生ものやペット等の質問についてご発言があり、神田先生から回答いただきました。

(写真左より、神田先生、天野氏)

 

患者さんを第一に考えるアストラゼネカは、感染症に対して不安を抱える免疫不全患者さんが少しでも安心して社会生活を送れるよう患者団体、アカデミア、医療従事者や行政と連携し、啓発活動を続けてまいります。

当日の講演はこちらからアーカイブ動画をご覧いただけます。


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