日本の小細胞肺がん治療を前へ進めるために
― 学会と共同でレジストリー研究を推進

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医薬品開発


アストラゼネカは学会と共同で、限局型小細胞肺がんにおける根治的化学放射線療法後の治療の有効性・安全性を実臨床で評価するレジストリー研究を開始しました。学会と共同で先駆的なレジストリーデータベースを構築・運用し、日本の医療現場から生まれる確かなエビデンスを患者さんの治療に還元していきます。

 

日本で2020年に肺がんと診断された患者さんは約12万人と報告されています。その中でも小細胞肺がんは悪性度が高いタイプとして非小細胞肺がんと区別されています。限局型小細胞肺がんでは標準的な化学放射線療法にいったん奏効しても、その後に進行が見られることが少なくありません。長期生存率の向上に向け、医療現場ではより良い選択肢とその実装が求められています。

この課題に取り組むため、アストラゼネカは一般社団法人日本呼吸器学会、特定非営利活動法人日本肺癌学会と共同で、全国の医療現場から診療データを継続的・体系的に収集する「TSUBAKI試験」を開始しました。ここから生み出される知見が限局型小細胞肺がんの患者さんにとって春の訪れとなることを願い、立春に咲く椿になぞらえてTSUBAKI試験と名付けました。限局型小細胞肺がんの患者さんが実臨床で受ける治療と経過を評価し、診療の質向上に資する知見の創出を目指します。


実臨床のデータを、次の治療へとつなぐ仕組み

一般的なレジストリー研究は、日常診療で得られる多様なデータ(年齢、併存症、治療スケジュール、画像所見、フォローアップなど)を収集・分析し、治験では見えにくい日本の実情に根ざした課題と改善点を明らかにするものです。今回、アストラゼネカが2学会と共同で実施する「TSUBAKI試験」では、標準化された医療情報交換の仕組みを活用し、約40施設から一貫した方法でデータを集約。全国規模で「最適な治療の在り方」を検討する基盤を整えます。

産学連携が拓く、新しいエビデンスのかたち。データから実装へ

今後、各施設から一定期間にわたり診療データを追跡・解析する予定です。全国規模のデータを活用することで、治療選択や診療体制の進化に資するエビデンスの創出を目指します。アストラゼネカは、これからも、産学連携によるレジストリー研究で創出される実臨床エビデンスを通じて、実際の医療現場におけるよりよい小細胞肺がん診療の実装を後押しすることを目指します。


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References

  1. 国立がん研究センターがん情報サービス がん統計 https://ganjoho.jp/public/cancer/lung/patients.html  Accessed March 2025.
  2. National Cancer Institute. NCI Dictionary - Small Cell Lung Cancer. Available at: https://www.cancer.gov/publications/dictionaries/cancer-terms/def/small-cell-lung-cancer. Accessed March 2025.

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