本資料はアストラゼネカ英国本社(AstraZeneca PLC)が、投資家/ビジネスパートナーの皆様からのご要望に応えるため、2025年5月20日に発信したプレスリリースを日本語に翻訳し、参考資料として提供するものです。本資料の正式言語は英語であり、その内容・解釈については英語が優先します。なお、本リリースには、本邦未承認の情報を含みます。
アストラゼネカは、生体内細胞療法の先駆けであり、有望な早期臨床活性を実現したバイオテクノロジー企業、EsoBiotec社を買収するための正式な契約を完了しました。EsoBiotec社のEngineered NanoBody Lentiviral(ENaBL)プラットフォームは、免疫システムによるがんへの攻撃を増強するもので、数週間かかる従来のプロセスに対し、わずか数分で送達される革新的な細胞療法の治療をより多くの患者さんに提供できる可能性があります。
ENaBLは、高度に標的を絞ったレンチウイルスを用いて、T細胞などの特定の免疫細胞に遺伝的指令を送達します。これらの細胞は、がん治療においては腫瘍細胞を、免疫介在性疾患での治療においては自己反応性細胞を認識して破壊するようにプログラムされます。このアプローチにより、免疫細胞を消耗させることなく、単回の静脈注射による注入で細胞療法が可能になります。
本買収によって、EsoBiotec社はアストラゼネカの完全子会社としてベルギーで事業を展開します。
財務上の留意事項
アストラゼネカは、EsoBiotec社のすべての発行済株式を、現金および負債のない状態で最大10億ドルで取得しました。これは、4億2,500万ドルの初回金と、開発および規制上のマイルストーンに基づく最大5億7,500万ドルの条件付き対価を含みます。
この取引は、2025年におけるアストラゼネカの財務ガイダンスに影響を与えません。
注釈
アストラゼネカの細胞治療について
アストラゼネカの大きな目標は、細胞療法の可能性を最大限に引き出すことです。免疫システムががんを攻撃し、免疫介在性疾患の根本的な原因をリセットし、希少疾患とともに生きる人々へ治癒の可能性がある革新的なソリューションを提供できるよう注力しています。これを達成するために、当社は世界クラスの細胞療法機能を構築しており、キメラ抗原受容体T細胞(CAR T)、T細胞受容体療法(TCR T)、CAR T制御性(CAR Tregs)細胞などの技術によって可能にした細胞療法の幅広いパイプラインを推進しています。
アストラゼネカにおけるオンコロジー領域について
アストラゼネカは、あらゆる種類のがんに対して治療法を提供するという高い目標を掲げ、がんとその発見にいたるまでの複雑さを科学に基づいて理解し、患者さんの人生を変革する医薬品の開発および提供を通じて、オンコロジー領域の変革をけん引していきます。
アストラゼネカは治療困難ながん種に注力しています。当社は持続的なイノベーションにより、医療活動および患者さんの医療経験を一変させる可能性のある、製薬業界でもっとも多様なポートフォリオと開発パイプラインを構築しています。
アストラゼネカは、がん治療を再定義し、将来的にはがんによる死亡をなくすことをビジョンに掲げています。
アストラゼネカの呼吸器・免疫疾患領域について
バイオ医薬品領域の一環である呼吸器・免疫疾患はアストラゼネカが注力する疾患領域のひとつで、当社にとって重要な今後の成長の原動力です。
50年の歴史の基盤として、また、免疫介在性疾患における医薬品ポートフォリオの拡大により、アストラゼネカは呼吸器疾患治療の確固たるリーダーの地位を築きました。アストラゼネカは、吸入薬、生物学的製剤やこれまで手の届かなかった生物学的標的を対象とした新たな治療法のパイプラインとポートフォリオにより、これらの消耗性の高い慢性疾患に存在する非常に高いアンメットニーズに応えられるよう全力で取り組んでいます。アストラゼネカは、主な死因からCOPDや喘息をなくし、免疫介在性疾患における臨床的寛解と最終的な治癒を達成することを目指し、患者さんの人生を変える医薬品をお届けすることを目標としています。
アストラゼネカについて
アストラゼネカは、サイエンス志向のグローバルなバイオ医薬品企業であり、主にオンコロジー領域、希少疾患領域、循環器・腎・代謝疾患、呼吸器・免疫疾患からなるバイオファーマ領域において、医療用医薬品の創薬、開発、製造およびマーケティング・営業活動に従事しています。英国ケンブリッジを本拠地として、当社の革新的な医薬品は125カ国以上で販売されており、世界中で多くの患者さんに使用されています。詳細についてはhttps://www.astrazeneca.comまたは、ソーシャルメディア@AstraZenecaをフォローしてご覧ください。