アストラゼネカ、心血管代謝疾患および肥満治療薬導入に関する契約を締結

本資料はアストラゼネカ英国本社(AstraZeneca PLC)が2023年11月9日に発信したプレスリリースを日本語に翻訳し、みなさまのご参考に提供するものです。本資料の正式言語は英語であり、その内容・解釈については英語が優先します。

Eccogene社より次世代経口GLP-1受容体作動薬である
ECC5004の単剤療法および併用療法としてのグローバル規模での権利を取得

AstraZeneca PLC(本社:英国ケンプレッジ、最高経営責任者(CEO):パスカル・ソリオ[Pascal Soriot]、以下、アストラゼネカ)およびEccogene社は、肥満症、2型糖尿病およびその他の心血管代謝疾患の治療薬として開発されている1日1回経口投与によるグルカゴン様ペプチド1受容体作動薬(GLP-1受容体作動薬)ECC5004に関する独占的なライセンス契約を締結しました。

第I相試験の予備的な結果から、ECC5004の差別化された臨床プロファイルが示され、検討された複数の用量では、プラセボと比較して良好な忍容性、さらに優れた血糖降下作用ならびに体重減少作用が認められました。

アストラゼネカのBioPharmaceuticals R&D担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるSharon Barrは次のように述べています。「現在、心血管代謝疾患および肥満症を抱えている人々の数はすでに10億人を超えており、継続的な技術革新と次世代の治療選択肢が必要とされています。Eccogene社により得られた有望な第I相臨床データに基づき、私たちはこの経口GLP-1受容体作動薬が、2型糖尿病などの心血管代謝疾患や肥満症に対して、単剤療法および併用療法としても、既存の注射療法に代わる選択肢となる可能性があると考えています。ECC5004は、当社のGLP-1/グルカゴンデュアル作動薬(AZD9550)および長時間作用型のアミリンアナログ(AZD6234)など、インクレチン経路もインクレチン以外の経路も標的とした既存のパイプラインをさらに強化するものです」。

Eccogene社の最高経営責任者であるJingye Zhouは次のように述べています。「GLP-1受容体作動薬は多くの心血管代謝疾患に対する非常に重要なクラスの薬剤です。現在、承認されている低分子の経口GLP-1受容体作動薬はありません。そのため、ECC5004などの低分子のGLP-1受容体作動薬は、既存のGLP-1受容体作動薬と比較して投与の簡便さや使いやすさを高める可能性があります。アストラゼネカは、優れた臨床開発力と販売力を世界規模で有しています。この度の締結されたEccogene社とアストラゼネカの重要な協力関係により、低用量で1日1回経口投与を実現する低分子のGLP-1受容体作動薬ECC5004の開発が加速され、これらの疾患を抱えて生きる世界中の多くのの患者さんにベネフィットをもたらすことでしょう」。

GLP-1受容体作動薬は、糖尿病および肥満症などの代謝性疾患を患う人々の重要な治療選択肢です。これらの薬剤はGLP-1ホルモンを模倣することで、ヘモグロビンA1c(HbA1c)の低下、体重減少の促進、および心血管イベントリスクの低下において、有効であることが示されています1

財務上の留意事項
契約条件に基づき、Eccogene社は初期前払い金として1億8,500万ドルを受け取ります。さらに、Eccogene社は、臨床開発、薬事、および商業上の将来のマイルストーンにおいて最大18億2,500万ドルの追加的な支払いを受けるとともに、製品の純売上高に対する段階的なロイヤリティを受け取る予定です。

本契約のもと、アストラゼネカはEccogene社の低分子GLP-1受容体作動薬であるECC5004について適応症を問わず、中国を除くすべての地域において、開発および商業化のグローバル規模での独占的権利を取得します。なお中国では、Eccogene社がアストラゼネカと共同開発および共同販売する権利を有します。

以上

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ECC5004について
ECC5004は低分子のGLP-1受容体作動薬RAで、1日1回投与、低用量の薬剤です。米国で健康被験者および2型糖尿病患者を対象に第I相臨床試験を現在実施中です。非臨床試験では、望ましい有効性および安全性のプロファイルを有することが示されています。

アストラゼネカの循環器・腎・代謝(CVRM)領域について
バイオファーマの一部である循環器・腎・代謝(CVRM)は、アストラゼネカの主要治療領域の一つであり、当社にとって重要な成長ドライバーです。心臓、腎臓、肝臓、膵臓などの臓器の基本的な関連性をより明確に解明するサイエンスを追求し、疾患進行の抑制や防止、さらに最終的には再生治療への道を拓くことで臓器保護をもたらす医薬品のポートフォリオに投資をしています。また、当社は、CVRM疾患の相互関連への理解を深め、疾患を引き起こす機序を標的とし、より早期に、より効果的な検知、診断、治療を実現することによって、世界の何百万人もの患者さんの転帰を改善し、命を救うことを目指しています。

アストラゼネカについて
アストラゼネカは、サイエンス志向のグローバルなバイオ医薬品企業であり、主にオンコロジー領域、希少疾患領域、循環器・腎・代謝疾患、呼吸器・免疫疾患からなるバイオファーマ領域において、医療用医薬品の創薬、開発、製造およびマーケティング・営業活動に従事しています。英国ケンブリッジを本拠地として、当社は100カ国以上で事業を展開しており、その革新的な医薬品は世界中で多くの患者さんに使用されています。詳細についてはhttps://www.astrazeneca.comまたは、ソーシャルメディア@AstraZenecaをフォローしてご覧ください。

References

  1. Drucker, D.J. (2022) GLP-1 physiology informs the pharmacotherapy of obesity. Molecular Metabolism 57; 101351. doi: 10.1016/j.molmet.2021.101351.

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