i2.JPのパートナーシップの下、個室トイレで生理用ナプキンを無料提供する
ディスペンサー「OiTr」を活用し、一般女性における卵巣がんの疾患啓発を行う
アストラゼネカ株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:堀井 貴史、以下、アストラゼネカ)は、卵巣がんの早期発見促進の取り組みとして、一般女性における卵巣がんの理解向上を目的に、オイテル株式会社(本社:東京都新宿区、取締役社長:小村 大一、以下「オイテル」)が提供するOiTr(オイテル)を活用した疾患啓発を開始することをお知らせいたします。
卵巣がんは婦人科がんの一つであり、日本においては毎年約13,000人の方が新たに卵巣がんと診断されています1。卵巣がんは予後が不良であり、50~70%の患者さんが5年以内に亡くなる死亡率の高いがんです2。初期の卵巣がんは自覚症状が表れにくく、診断された時には既にがんが進行していることも少なくありません3。また、乳がんや子宮頸がんは早期発見に繋がる検診が確立しているのに対し、卵巣がんにおいては有効な検診が確立していないことも、早期発見を難しくしている要因と考えられています3。
アストラゼネカでは、2022年に、卵巣がん患者さん119名を対象に、卵巣がん患者さんのペイシェントジャーニーにおけるアンメットニーズ把握のためのWEBアンケート調査を実施しました。この調査では、何らかの異常が見つかったもしくは自覚症状が生じてから婦人科受診するまでに「半月以上かかった」と、回答した患者さんが64%を占めており、その理由として最も多かったのが「卵巣がんの知識が無く、婦人科を受診する考えに至らなかった」との回答で、37%でした。加えて、診断前に卵巣がんについてより多くの知識を持っていたとしたら「もっと早い受診につながる」と、49%の患者さんが回答したことから、卵巣がんに対する理解を高めることで、より早期の婦人科受診および卵巣がんの早期発見に寄与する可能性が示唆されました。
そこで、一般の女性に、卵巣がんをより身近な疾患として考えてもらい、早期の受診に繋がるよう、疾患啓発に取り組んでいくこととなりました。今回は、全国約180施設、2,500台以上の女性用トイレに設置された「OiTr」で表示されるデジタルサイネージを活用し、女性が自身のヘルスケアに関して考えるであろうタイミングで情報提供することで、一般女性における卵巣がんの理解向上に貢献します。なお、「OiTr」を活用した疾患啓発は、アストラゼネカの「i2.JP(アイツー・ドット・ジェイピー;Innovation Infusion Japan)」というオープンなコミュニティによるヘルスケア分野の課題解決に取り組む活動に基づくものです。
アストラゼネカは、「患者中心」の実現を目指す中で、卵巣がんの疾患啓発活動を通じて卵巣がんに関する正しい情報の訴求を通じた患者さんのより良い治療をサポートすることで、卵巣がん患者さんのペイシェントジャーニー全体のアンメットニーズに対応できるよう、今後も活動を推進してまいります。
以上
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卵巣がんについて
日本において毎年新たに卵巣がんと診断される患者さんは約13,000人です1。初期の卵巣がんは自覚症状がほとんどないため、診断された時には進行していることが多いといわれています2。また、健康診断において、乳がんや子宮頸がんが乳腺や婦人科検診といったオプション検査で早期発見される可能性があるのに対し、現在のところ、卵巣がんに対して検診が有効であるという研究報告はなく、国が指針として定める検診はありません3。卵巣がんは、検診で早期発見することが難しいがんといえます。
i2.JP(アイツー・ドット・ジェイピー)について
i2.JPは、アストラゼネカが世界で展開するヘルスケアイノベーション拠点「A.Catalyst Network」の一員として2020年11月に日本で発足し、オープンイノベーション活動を積極推進しています。i2.JPではスタートアップ、医療従事者、地方自治体、アカデミア、民間企業を結び付け、ヘルスケア分野の問題解決に向かい、集合知で実用的な最適解を一緒に生み出すための活動を展開しています。「患者中心」の実現、医療従事者への付加価値提供、患者さんと医療従事者に貢献する新技術の発掘と育成、医療システムの最適化という4つの課題への挑戦をミッションに掲げています。i2.JPについては、https://www.i2jp.net/をご覧ください。
オイテル株式会社について
オイテル株式会社は“あなたによくて、社会にいいこと”のビジョンのもと、経済格差やジェンダーギャップといった不均衡の是正に寄与するために「OiTr」サービスを開始しました。「OiTr」は、個室トイレ内の壁に掲示してあるQRコードを読み取ることでダウンロードできるOiTrアプリの操作で、デジタルサイネージ付きのディスペンサーから無料で生理用ナプキンを入手できるサービスです。オイテル株式会社についてはhttps://www.oitr.jpをご覧ください。
アストラゼネカについて
アストラゼネカは、サイエンス志向のグローバルなバイオ・医薬品企業であり、主にオンコロジー領域、希少疾患領域、循環器・腎・代謝疾患、呼吸器・免疫疾患からなるバイオファーマ領域において、医療用医薬品の創薬、開発、製造およびマーケティング・営業活動に従事しています。英国ケンブリッジを本拠地として、当社は100カ国以上で事業を展開しており、その革新的な医薬品は世界中で多くの患者さんに使用されています。詳細についてはhttps://www.astrazeneca.comまたは、ツイッター@AstraZeneca(英語のみ)をフォローしてご覧ください。
日本においては、主にオンコロジー、循環器・腎・代謝、呼吸器・免疫疾患およびワクチン・免疫療法を重点領域として患者さんの健康と医療の発展への更なる貢献を果たすべく活動しています。アストラゼネカ株式会社についてはhttps://www.astrazeneca.co.jp/をご覧ください。フェイスブックAstraZeneca.JapanとインスタグラムAstraZeneca / アストラゼネカもフォローしてご覧ください。
References
1. 国立がん研究センター がん情報サービス 全国がん罹患データ(2016年~2019年)
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/dl/index.html (2023年5月アクセス時)
2. National Cancer Institute. Cancer Stat Facts: Ovarian Cancer. Available at
https://seer.cancer.gov/statfacts/html/ovary.html Accessed June 2023.
3. 国立がん研究センター がん情報サービス 卵巣がん
https://ganjoho.jp/public/cancer/ovary/index.html(2023年5月アクセス時)