本資料はアストラゼネカ英国本社(AstraZeneca PLC)が2023年6月9日に発信したプレスリリースを日本語に翻訳し、みなさまのご参考に提供するものです。本資料の正式言語は英語であり、その内容・解釈については英語が優先します。
提携の主眼はQuell社独自のマルチモジュールの制御性T細胞の改変技術を使用した
1型糖尿病および炎症性腸疾患の治療
AstraZeneca PLC(本社:英国ケンブリッジ、最高経営責任者(CEO):パスカル・ソリオ[Pascal Soriot]、以下、アストラゼネカ)は、Quell Therapeutics社(以下、Quell社)と、1型糖尿病および炎症性腸疾患(IBD)を対象に、治癒をもたらす可能性がある複数の改変制御性T細胞(Treg)療法の開発に関する共同研究を行うこと、また独占的オプション契約およびライセンス契約を締結したことを発表しました。
本契約の条件に基づき、革新的なFoxp3表現型ロック技術を含む、Quell社独自のTreg細胞改変モジュールのツールボックスを活用して、主要な自己免疫疾患に対するマルチモジュールの自己Treg細胞療法候補を開発します。
Quell社の最高経営責任者であるIain McGill氏は次のように述べています。「アストラゼネカ社を当社の最初の主要パートナーとして迎えられたことを非常に嬉しく思っています。今回の提携は、免疫疾患の治療薬として精巧に改良したマルチモジュールのTreg細胞療法を開発するという当社の先駆的な研究に基づいており、当社が築いてきた能力や技術に対する的確な検証法を提供するものです。当社の最先端のサイエンスとアストラゼネカ社の豊富な経験を持ち合わせることで、主要な自己免疫疾患領域において免疫寛容を達成し、持続的な効果を患者さんにもたらすことができると我々が信じているTreg細胞療法プラットフォームの実用化を加速させられることを、大変嬉しく誇りに思います」。
アストラゼネカのバイオファーマ研究開発部門担当エグゼクティブバイスプレジデントであるMene Pangalosは、次のように述べています。「今回のQuell社との提携は、当社の次世代の治療手段候補を拡大し、自己免疫疾患においてはいまだ未開拓であるTreg細胞療法の可能性を追求する非常にエキサイティングなものです。この提携は、根本的な疾患原因をターゲットにして疾患の進行を止め、あるいは遅らせ、最終的には慢性的な自己免疫疾患の患者さんに革新的なケアを提供することを加速させるという当社の戦略に合致しています」。
アストラゼネカは、1型糖尿病およびIBDの臨床候補薬が成功した際には、開発と商業化を更に進めるオプションを有することとなります。
財務上の留意事項
Quell社は、アストラゼネカより前払い金として8,500万ドルを受領します。この前払い金は主に現金支払いと株式投資で構成されます。また、開発と商品化のマイルストーン達成時に20億ドル以上を、また、成功に応じて段階的ロイヤルティを受領する資格も有しています。
さらに、Quell社は、新薬臨床試験開始届の承認後または第I/II相臨床試験終了時のいずれかに行使できるオプションを保持しており、1型糖尿病プログラムからのTreg細胞療法に関して米国のアストラゼネカと共同開発を行い、その対価として、追加のマイルストーン毎の支払いおよび米国での売上に対すロイヤルティを得ることができます。
以上
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アストラゼネカについて
アストラゼネカは、サイエンス志向のグローバルなバイオ・医薬品企業であり、主にオンコロジー、希少疾患、循環器・腎・代謝疾患、呼吸器・免疫疾患からなるバイオ・医薬品において、医療用医薬品の創薬、開発、製造およびマーケティング・営業活動に従事しています。英国ケンブリッジを本拠地として、当社は100カ国以上で事業を展開しており、その革新的な医薬品は世界中で多くの患者さんに使用されています。詳細についてはhttps://www.astrazeneca.comまたは、ツイッター@AstraZeneca(英語のみ)をフォローしてご覧ください。