アストラゼネカの全身性エリテマトーデス治療薬、「サフネロー点滴静注300mg」が販売を開始

アストラゼネカ株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:ステファン・ヴォックスストラム、以下「アストラゼネカ」)は、「サフネローTM点滴静注300mg」(一般名:アニフロルマブ(遺伝子組換え)、以下「サフネロー」)の販売を本日より開始しましたので お知らせします。

サフネローは、完全ヒト型モノクローナル抗体であり、I型インターフェロンα受容体の サブユニット1(IFNAR1)を標的とする新規の全身性エリテマトーデス(SLE)治療薬で、用量調整が不要な、4週間ごとに1回30分以上かけて投与する点滴静注製剤です。

サフネローは、発売後600例にわたって観察期間52週間の全例調査を実施し、既存治療で効果不十分なSLE患者さんを対象に、本剤の製造販売後の使用実態下における長期の安全性及び有効性に関する情報収集及び評価を実施いたします。なお、本剤の投与を中止した場合(再来院しなくなった場合を含む)はその日付及び理由を確認し、最終投与後8週間を目安に、可能な限り観察を行います。

SLEは、あらゆる臓器に影響を及ぼす複雑な自己免疫疾患であり、患者さんは多くの場合、不十分な疾患コントロール、長期的な臓器障害および健康関連のQOLの低下を経験します1,2,3,4。なお、SLEは日本において難治性疾患に指定されています5

アストラゼネカにとって、サフネローは自己免疫疾患領域における初めての治療薬です。
今後、本領域において患者さんを第一に考えるというバリューの元、治療やQOL向上に貢献してまいる所存です。

以上

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全身性エリテマトーデス(SLE)について
SLEは、免疫系が体内の正常な組織を攻撃してしまう自己免疫疾患です6。慢性的であり、さまざまな臨床症状を伴う複雑な疾患であるため、多くの臓器に影響を及ぼし、疼痛、発疹、倦怠感、関節の腫れ、発熱など幅広い症状の原因となります2。SLE患者さんの50%以上は、本疾患自体あるいは既存の治療薬が原因の恒久的な臓器障害を引き起こし、症状が増悪や死亡リスクの上昇につながります7,8。世界中で少なくとも500万人がある種のループスに罹患しています9

 

アストラゼネカの呼吸器・免疫領域について
呼吸器・免疫疾患はアストラゼネカが注力する重点疾患領域のひとつで、当社にとって重要な成長の原動力です。

アストラゼネカは、呼吸器疾患と免疫疾患に共通する経路と基礎疾患ドライバーを足掛かりに、慢性肺疾患から自己免疫疾患領域まで網羅する研究に注力していきます。また、リウマチ性疾患 (SLEを含む) 、皮膚疾患、消化器疾患、全身に対する好酸球性の疾患をはじめ、複数疾患につながる可能性がある5つの中期~後期フランチャイズに焦点を当て、自己免疫疾患領域におけるプレゼンスを高めています。アストラゼネカは、呼吸器・免疫疾患領域において、世界中の多くの患者さんのために疾患修飾および継続的な寛解を達成することを目指しています。

アストラゼネカについて
アストラゼネカは、サイエンス志向のグローバルなバイオ・医薬品企業であり、主にオンコロジー、循環器・腎・代謝疾患、および呼吸器・免疫疾患の3つの重点領域において、医療用医薬品の創薬、開発、製造およびマーケティング・営業活動に従事しています。英国ケンブリッジを本拠地として、当社は100カ国以上で事業を展開しており、その革新的な医薬品は世界中で多くの患者さんに使用されています。詳細についてはastrazeneca.comまたは、ツイッター@AstraZeneca(英語のみ)をフォローしてご覧ください。

References
1. Centers for Disease Control and Prevention. Systemic Lupus Erythematosus (SLE). Available online. Accessed September 2021.
2. American College of Rheumatology. Guidelines for referral and management of systemic lupus erythematosus in adults. Arthritis & Rheumatology. 1999;42:1785-1796. Accessed September 2021.
3. Touma Z, et al. Current and future therapies for SLE: obstacles and recommendations for the development of novel treatments. Lupus Sci Med. 2017;4:e000239. Accessed September 2021.
4. Izmirly PM, et al. Prevalence of Systemic Lupus Erythematosus in the United States: Estimates From a Meta-Analysis of the Centers for Disease Control and Prevention National Lupus Registries. Arthritis Rheumatol. 2021;73(6):991-996. Accessed September 2021.
5. Kanatani Y, et al. National Registry of Designated Intractable Diseases in Japan: Present Status and Future Prospects. Neurol Med Chir (Tokyo). 2017;57(1):1-7. Accessed September 2021.
6. The Lupus Foundation of America. What is Lupus? Available online. Accessed September 2021.
7. Bruce IN, et al. Factors associated with damage accrual in patients with systemic lupus erythematosus: results from the systemic lupus international collaborating Clinics (SLICC) inception cohort. Ann Rheum Dis. 2015;74:1706-1713. Accessed September 2021.
8. Segura BT, et al. Damage accrual and mortality over long-term follow-up in 300 patients with systemic lupus erythematosus in a multi-ethnic British cohort. Rheumatol. 2020;59(3):524-533. Accessed September 2021.
9. The Lupus Foundation of America. Lupus facts and statistics. Available online. Accessed September 2021.

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