アストラゼネカ、卵巣がんに関するWEB調査を実施、卵巣がん患者さんの情報収集の実態と、一般女性の卵巣がんに対する認識・理解度を把握

卵巣がん患者さんは情報収集において困難を感じており
治療について医師へ質問することを躊躇していた

卵巣がんの罹患経験がない一般女性は、卵巣がんに対する認識が低く
婦人科検診も受けていない人が多かった

アストラゼネカ株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:ステファン・ヴォックスストラム、以下、アストラゼネカ)は、10年以内に卵巣がんと診断された20代以上の卵巣がん患者さん111名(以下、患者調査)と卵巣がんに罹患していない女性1,314名(以下、一般調査)を対象に、卵巣がんに関するWEBアンケート調査を実施しました。患者調査は、卵巣がんに対する認識の把握と、卵巣がん情報の収集における実態の確認、および卵巣がん患者さんの情報ニーズや困りごとの把握を目的に実施され、信頼できる卵巣がん情報がワンストップで入手できる環境が求められていることが確認されました。また、一般調査は、卵巣がんに対する認識および知識レベルの把握と、婦人科検診*の受診状況を把握することを目的に実施され、卵巣がんに対する認識の低さが明らかとなりました。

*マンモグラフィ、乳腺エコー、婦人科内診、子宮頸部細胞診、経膣エコー検査、子宮体部細胞診など

患者調査では、97%の患者さんが卵巣がんに関する情報を自ら調べていることが確認され、医療情報関連サイトや病院HP、患者さんのブログなど、情報収集源が多岐にわたることも明らかとなりました。また、62%の患者さんが「情報収集時に困難を感じた」と回答しており、最も多かった回答が「信頼できる情報がどれだかわからなかった」(56%)、次いで「いろいろなサイトを見に行かなければならなかった」(39%)となりました。このような状況を反映して、72%の卵巣がん患者さんが「情報が集約されている方が便利」と回答しており、患者さんは必要とする情報が医師の監修などがある信頼できるかたちで一か所にまとまって入手できる状態を望んでいることが確認できました。

また、医師の治療内容の説明に対する患者さんの理解度と、患者さんから医師への質問や相談のしやすさに関する調査に関して、「医師からの説明において専門用語などが難しくその場ですぐに理解できなかった」「医師に質問や相談ができる雰囲気はあるものの、診察時間の制限などから質問や相談をするのに躊躇してしまった」として、半数を超える患者さんが、医師からの治療説明を診察時間の中で質問できず疑問が解決できなかったと回答しました。これに対して、10月14日に開催されたオンラインセミナー「「わかる卵巣がん」~卵巣がんとうまくつきあうには?~」に登壇した大阪医科薬科大学医学部 産婦人科学教室の藤原 聡枝先生は、「患者さんには納得するまで遠慮なく医師に相談してもらいたいし、医師側も患者さんが十分理解できるよう、分かりやすい説明を心掛ける必要がある」とコメントしました。

一方、卵巣がんに罹患していない女性を対象とした一般調査では、約6割が婦人科検診を受けていないことが明らかとなりました。婦人科検診を受けない主な理由としては「不調を感じていない」(43.6%)「必要性を感じていない」(23.4%)でした。​一般的にがんの罹患のリスクが高くなるといわれる40代以降1においても婦人科検診を受けていない女性が多く、年齢による大きな差はありませんでした。

卵巣がんに対する知識は、認識・知識レベルの低さが示され、例えば、卵巣がんに罹患した家族・親族がいることが卵巣がんの発症リスクに繋がると理解している人は、乳がんに罹患した家族・親族がいると乳がんの発症リスクに繋がることを理解している人と比較して22%低い結果となりました。「発症しやすい年齢」「リスク要因」「自覚症状」のいずれの項目においても、乳がん/子宮頸がんと比較して「わからない」と回答した人が多く、卵巣がんに対する一般の認識・知識レベルの低さが確認されました。また、卵巣がんの自覚症状として考えられる「おなかの張り」「腹痛」など、お腹周りの不調を感じた際には多くの人が婦人科ではなく内科を受診することも明らかとなりました。

アストラゼネカ 執行役員 メディカル本部長の松尾 恭司は、次のように述べています。「調査結果から、卵巣がん患者さんにおいては、ほぼ全ての患者さんが自身で疾患に関する情報収集をしておられ、それに困難を感じておられる実態が明らかになりました。信頼できる正確な情報を手軽にかつ一か所で入手したいという明らかなニーズがある事が確認できました。また、卵巣がんに罹患されていない女性においては、卵巣がんに対する知識の向上と、婦人科検診の受診への意欲を高めていただく必要があることが分かりました。2人に1人はがんになると言われている現在、女性であれば卵巣がんリスクにも意識が向くよう、引き続き、卵巣がんの疾患啓発を続けていきたいと思います」。

今回実施した患者調査および一般調査により、卵巣がん患者さんの情報収集や医師とのコミュニケーションにおける苦労、卵巣がんに罹患していない女性の卵巣がんに対する認識の低さなど、卵巣がんを取り巻くさまざまな課題が明らかとなりました。アストラゼネカでは、これらのような課題を少しでも解決するため、卵巣がんに関する信頼できる正確な情報をワンストップで提供可能にする「わかる卵巣がん」LINEアカウントを開設いたしました。今後もアストラゼネカは、卵巣がんの疾患啓発活動を通じて疾患に関する正しい情報の提供と、患者さんのより前向きな治療をサポートできるよう尽力して参ります。

【調査概要】

調査目的:
①卵巣がん患者さんの「卵巣がん」の認識把握と、情報収集の実態確認、卵巣がん患者の情報ニーズおよび、困りごとの把握
②一般女性における「卵巣がん」に対する認識および知識レベルの把握、婦人科検診*の受診状況の把握

*マンモグラフィ、乳腺エコー、婦人科内診、子宮頸部細胞診、経膣エコー検査、子宮体部細胞診など

調査対象:
①10年以内に「卵巣がん」と診断された20代以上の女性:111名
②卵巣がんに罹患していない20代~70代の女性:1,314名​

調査方法:Webアンケート調査

調査期間:2021年8月27日~9月1日​

調査機関:株式会社メディリード​

調査結果の詳細:以下よりご確認ください:

■卵巣がん患者情報収集に関する調査
https://www.astrazeneca.co.jp/content/dam/az-jp/press-releases/pdf/20211020_02.pdf

■卵巣がんに関する意識調査
https://www.astrazeneca.co.jp/content/dam/az-jp/press-releases/pdf/20211020_01.pdf

 

【「わかる卵巣がん」LINEアカウント概要】
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以上

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卵巣がんについて
日本において毎年新たに卵巣がんと診断される患者さんは約13,000人2です。初期の卵巣がんは自覚症状がほとんどないため、診断された時には進行していることが多いといわれています2。また、健康診断において、乳がんや子宮頸がんが乳腺や婦人科検診といったオプション検査で早期発見される可能性があるのに対し、現在のところ、卵巣がんに対して検診が有効であるという研究報告はなく、国が指針として定める検診はありません3。卵巣がんは、検診で早期発見することが難しいがんといえます。

アストラゼネカにおけるオンコロジー領域について
アストラゼネカは、あらゆる種類のがんに対して治療法を提供するという高い目標を掲げ、がんとその発見にいたるまでの複雑さを科学に基づいて理解し、患者さんの人生を変革する医薬品の開発および提供を通じて、オンコロジー領域の変革をけん引していきます。

アストラゼネカは治療困難ながん種に注力しています。当社は持続的なイノベーションにより、医療活動および患者さんの医療経験を一変させる可能性のある、製薬業界でもっとも多様なポートフォリオと開発パイプラインを構築しています。

アストラゼネカはがん治療のパラダイムを再定義し、将来的にはがんによる死亡をなくすことをビジョンに掲げています。

アストラゼネカについて
アストラゼネカは、サイエンス志向のグローバルなバイオ・医薬品企業であり、主にオンコロジー、希少疾患、循環器・腎・代謝疾患、呼吸器・免疫疾患からなるバイオ・医薬品において、医療用医薬品の創薬、開発、製造およびマーケティング・営業活動に従事しています。英国ケンブリッジを本拠地として、当社は100カ国以上で事業を展開しており、その革新的な医薬品は世界中で多くの患者さんに使用されています。詳細についてはhttp://www.astrazeneca.comまたは、ツイッター@AstraZeneca(英語のみ)をフォローしてご覧ください。

日本においては、主にオンコロジー、循環器・腎・代謝、および呼吸器・免疫を重点領域として患者さんの健康と医療の発展への更なる貢献を果たすべく活動しています。アストラゼネカ株式会社についてはhttps://www.astrazeneca.co.jp/ をご覧ください。

Reference
1. 国立がん研究センター がん情報サービス グラフデータベース「年齢階級別罹患率(全国推計値)2015年」https://gdb.ganjoho.jp/graph_db/gdb1?dataType=30 (2021年10月アクセス時)  
2. 国立がん研究センター がん情報サービス 全国がん罹患データ(2016年~2018年)https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/dl/index.html (2021年9月アクセス時)
3. 国立がん研究センター がん情報サービス 卵巣がんhttps://ganjoho.jp/public/cancer/ovary/index.html

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