アストラゼネカ株式会社、慢性閉塞性肺疾患と慢性心不全の早期発見・早期治療支援のため、AI問診サービスを提供するUbie株式会社と協業

~加齢症状と間違われやすい進行性の疾患の早期発見・早期治療支援を目指す~

アストラゼネカ株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:ステファン・ヴォックスストラム、以下、アストラゼネカ)は、慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎・肺気腫)と慢性心不全の早期発見・早期治療の支援のため、Ubie株式会社(本社:東京都中央区、共同代表取締役:阿部 吉倫・久保 恒太、以下、Ubie社)と、AI問診をベースにしたデジタル活用の推進に向けて協業いたします。

慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎・肺気腫)の国内患者数は530万人、慢性心不全の国内患者数は130万人と推定されています。どちらも進行性の疾患のため、早期に診断を受けて治療を開始することが重要です。しかし、労作時の呼吸困難や息切れといった慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎・肺気腫)と慢性心不全の代表的な症状は、一般的に加齢に伴って増える症状と似通っているため、患者さんは医師に自らの症状を積極的に伝えないという状況が生じやすく、早期診断を妨げる要因となっています。

Ubie社の提供する「AI問診ユビー」では、患者さんの主訴に応じて個別化された問診により、慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎・肺気腫)や慢性心不全と関連性のある回答がされた場合に、治療に関する情報を医師に提案します。

今回の協業では、アストラゼネカは当該領域の知見を活かし、早期発見と適切な治療導入に向けた情報提案ソリューションの構築をサポートし、Ubie社は最適なAI問診内容の開発を担います。なお、AI問診内容の権利はUbie社に帰属します。

アストラゼネカは患者さんを第一に考え、患者さんの健康に貢献すべく、今後もデジタルを活用した包括的な疾患管理サービスの構築と提供に取り組んでいきます。

以上

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アストラゼネカについて
アストラゼネカは、サイエンス志向のグローバルなバイオ・医薬品企業であり、主にオンコロジー、循環器・腎・代謝疾患、および呼吸器・自己免疫疾患の3つの重点領域において、医療用医薬品の創薬、開発、製造およびマーケティング・営業活動に従事しています。英国ケンブリッジを本拠地として、当社は、100カ国以上で事業を展開しており、その革新的な医薬品は世界中で多くの患者さんに使用されています。詳細についてはhttp://www.astrazeneca.com または、ツイッター@AstraZeneca(英語のみ)をフォローしてご覧ください。

日本においては、主にオンコロジー、循環器・腎・代謝疾患、呼吸器・自己免疫疾患を重点領域として患者さんの健康と医療の発展への更なる貢献を果たすべく活動しています。当社については https://www.astrazeneca.co.jp をご覧ください。

慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎・肺気腫)について
慢性気管支炎・肺気腫は、肺の気流閉塞により息切れが起き、体力が消耗する進行性の疾患です1。慢性気管支炎・肺気腫は世界中で推定3億8,400 万人に影響を与え2、世界の死因第3位です3。日本においては、530万人以上の患者さんが存在すると報告されていますが、一方で継続受診している患者は26万人のみと未診断や治療不十分の患者さんが多いことが課題と言われています。
慢性気管支炎・肺気腫は男性の死亡原因の第8位であり、毎年15,000人以上の患者さんが慢性気管支炎・肺気腫で命を落としています。肺機能の改善、増悪の減少、また、息切れなどの日常的な症状を管理することが、慢性気管支炎・肺気腫の重要な治療目標です。
※慢性閉塞性肺疾患は英語でChronic Obstructive Pulmonary Diseaseと呼ばれ、COPDと言われています。

心不全について
心不全は、心臓が十分な血液を体全体へ送り出すことができない、生命を脅かす疾患です4。罹患者数は、日本における130万人、欧州における1,500万人、米国における600万人を含む世界で約6,400万人と推定されており5-7、患者の半数は、診断されてから5年以内に死亡する慢性の疾患です8。心不全は罹患率が最も高い男性のがん(前立腺がん、膀胱がん)や女性のがん(乳がん)と同様に致死的な疾患として知られています9。また心不全は65歳以上で入院する方の理由として最も多い疾患で、臨床的および経済的に大きな負担となっています10

References
1.GOLD. Global Strategy for the Diagnosis, Management and Prevention of COPD, Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease (GOLD) 2020. [Online]. Available at: http://goldcopd.org. [Last accessed: June 2020].
2.Adeloye D, Chua S, Lee C, et al. Global Health Epidemiology Reference Group (GHERG). Global and regional estimates of COPD prevalence: Systematic review and meta-analysis. J Glob Health. 2015; 5 (2): 020415.
3.Quaderi SA, Hurst JR. The unmet global burden of COPD. Glob Health Epidemiol Genom. 2018; 3: e4. Published 2018 Apr 6. doi:10.1017/gheg.2018.1
4. Mayo Clinic. Heart failure; 2017 [cited 18 October 2020]. Available from: URL: https://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/heart-failure/symptoms-causes/syc-20373142.
5. Dickstein K, et al. ESC Guidelines for the diagnosis and treatment of acute and chronic heart failure 2008: the Task Force for the Diagnosis and Treatment of Acute and Chronic Heart Failure 2008 of the European Society of Cardiology. Developed in collaboration with the Heart Failure Association of the ESC (HFA) and endorsed by the European Society of Intensive Care Medicine (ESICM). Eur Heart J 2008; 29:2388-2442.
6. Travessa AMR, Menezes Falcão LF de. Treatment of Heart Failure With Reduced Ejection Fraction-Recent Developments. Am J Ther 2016; 23(2):e531-49.
7. Vos T et al. Global, regional, and national incidence, prevalence, and years lived with disability for 328 diseases and injuries for 195 countries, 1990–2016: A systematic analysis for the Global Burden of Disease Study 2016. The Lancet 2017; 390(10100):1211–59.
8. Mozaffarian D et al. Heart Disease and Stroke Statistics-2016 Update: A Report From the American Heart Association. Circulation 2016; 133(4):e38-360.
9. Mamas MA et al. Do patients have worse outcomes in heart failure than in cancer? A primary care-based cohort study with 10-year follow-up in Scotland. Eur J Heart Fail 2017; 19(9):1095–104.
10. Azad N, Lemay G. Management of chronic heart failure in the older population. J Geriatr Cardiol 2014; 11(4):329–37.

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