アストラゼネカ、2020年米国糖尿病学会において、2型糖尿病および心腎合併症治療における先進性を示す

本資料はアストラゼネカ英国本社が2020年6月11日に発信したプレスリリースを日本語に翻訳し、みなさまのご参考に提供するものです。本資料の正式言語は英語であり、その内容・解釈については英語が優先します。

フォシーガのDAPA-HF第Ⅲ相試験の探索的解析において
心不全患者さんにおける2型糖尿病発症に関する知見を紹介

DECLARE 第III相試験のサブ解析により
急激な腎機能低下に対するフォシーガの効果が明らかに

アストラゼネカ(本社:英国ケンブリッジ、最高経営責任者(CEO):パスカル・ソリオ[Pascal Soriot]、以下、アストラゼネカ)は、2020年6月12日から16日に開催された第80回米国糖尿病学会オンライン学術集会において、主要第III相試験であるDAPA-HF試験およびDECLARE-TIMI 58試験の新たなデータを発表しました。4つの口頭発表を含む23の演題が採択され、アストラゼネカのポートフォリオ全体に関わる心血管、腎および代謝疾患の患者さんに対する潜在的な効果の深さと幅広さを示しました。

発表のハイライト:
· DAPA-HF試験のデータに関する口頭発表:左室駆出率が低下した心不全患者さんにおける2型糖尿病新規発症率に対するフォシーガ (一般名:ダパグリフロジン) の効果 (抄録#271-OR)1
· DECLARE-TIMI 58試験の新たなサブ解析 の口頭発表:心血管疾患の既往もしくは心血管疾患リスクの増加した2型糖尿病患者さんにおける急激な腎機能低下に対するフォシーガの効果 (抄録#303-OR)2
· DAPA-HF試験の解析:2型糖尿病に対する基礎治療がフォシーガによる心不全治療の効果に影響を与えるかについての検討(抄録#1112-P) 3
· 国際的リアルワールド観察研究であるDISCOVER 試験の新たな解析についての口頭発表:血糖降下薬による二次治療を開始する2型糖尿病患者さんにおける健康関連QOLに影響を及ぼす因子について(抄録#40-OR) 4
· GLP-1とグルカゴン受容体デュアルアゴニストであるcotadutide(開発中)における新たな第II相試験データの口頭発表:2型糖尿病患者さんの血糖値および肝臓脂肪・肝臓グリコーゲン貯蔵量に対する好ましい影響について(抄録#354-OR)5
· THEMIS試験における糖尿病関連因子のサブグループ解析:冠動脈疾患を合併する2型糖尿病患者さんのブリリンタ(一般名:チカグレロル)による治療結果における、2型糖尿病の罹病期間、ベースラインHbA1c値、基礎治療の血糖降下薬が及ぼす影響(抄録#403-P)6

バイオ医薬品事業部門担当エグゼクティブバイスプレジデントであるRuud Dobberは次のように述べています。「2型糖尿病患者さんの圧倒的大多数が、少なくとも一つの心血管、腎もしくは他の代謝疾患を合併しています。本学会で発表したデータの深さと幅広さは、糖尿病における血糖コントロールを超えた、心臓、肝臓および腎臓をも保護する治療の開発に対する当社のコミットメントを示しています」。

強固な臨床データに加えて、アストラゼネカは、18カ国の医師1,600名以上を対象に、2型糖尿病患者さんの初期治療およびクリニカルイナーシャ (患者さんが治療目標に達していないのに適切な治療が行われていない状態)を調べた国際調査の結果も発表しました。

*本邦で承認された効能・効果:
【フォシーガ】
2型糖尿病、1型糖尿病 

【ビデュリオン】
2型糖尿病
ただし、食事療法・運動療法に加えてスルホニルウレア剤、ビグアナイド系薬剤及びチアゾリジン系薬剤(各薬剤単独療法又は併用療法を含む)による治療で十分な効果が得られない場合に限る。

【ブリリンタ】
- ブリリンタ錠90mg:経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される急性冠症候群(不安定狭心症、非ST上昇心筋梗塞、ST上昇心筋梗塞)(ただし、アスピリンを含む抗血小板剤2剤併用療法が適切である場合で、かつ、アスピリンと併用する他の抗血小板剤の投与が困難な場合に限る)
- ブリリンタ錠60mg:以下のリスク因子を1つ以上有する陳旧性心筋梗塞のうち、アテローム血栓症の発現リスクが特に高い場合65歳以上、薬物療法を必要とする糖尿病、2回以上の心筋梗塞の既往、血管造影で確認された多枝病変を有する冠動脈疾患、又は末期でない慢性の腎機能障害

以上

アストラゼネカの循環器・腎・代謝領域(CVRM)について
循環器・腎・代謝  (CVRM) はアストラゼネカの主要治療領域のひとつであり、重要な成長ドライバーです。心臓、腎臓、膵臓などの臓器の基本的な関連性をより明確に解明するサイエンスを追求し、疾患進行の抑制やリスク減少、合併症の抑制による臓器保護と予後の改善をもたらす医薬品のポートフォリオに投資をしています。当社は、CVRM 疾患をもつ世界中の何百万人もの患者さんの健康と、治療法の進歩に貢献する革新的なサイエンスを継続的に提供し、疾患の治療・進展抑制、さらには臓器及びその機能の再生の実現を目指しています。

アストラゼネカについて
アストラゼネカは、サイエンス志向のグローバルなバイオ・医薬品企業であり、主にオンコロジー、循環器・腎・代謝疾患、および呼吸器・自己免疫疾患の3つの重点領域において、医療用医薬品の創薬、開発、製造およびマーケティング・営業活動に従事しています。英国ケンブリッジを本拠地として、当社は100カ国以上で事業を展開しており、その革新的な医薬品は世界中で多くの患者さんに使用されています。詳細についてはhttps://www.astrazeneca.comまたは、ツイッター@AstraZeneca(英語のみ)をフォローしてご覧ください。

References
1. Inzucchi SE et al. Effect of Dapagliflozin on the Incidence Of Diabetes: A Prespecified Exploratory Analysis From DAPA-HF. Presented at: 80th American Diabetes Association Virtual Scientific Sessions, 2020 June 12-16.
2. Raz I et al. Effect of Dapagliflozin on Risk for Fast Decline in eGFR: Analyses from the DECLARE-TIMI 58 Trial. Presented at: 80th American Diabetes Association Virtual Scientific Sessions, 2020 June 12-16.
3. Docherty KF et al. Does Background T2D Therapy Modify the Benefits of Dapagliflozin in Heart Failure? Analysis of the DAPA-HF Trial. Presented at: 80th American Diabetes Association Virtual Scientific Sessions, 2020 June 12-16.
4. Nicolucci A et al. Quality of Life in People with Type 2 Diabetes Following Initiation of Second-Line Therapy: DISCOVER. Presented at: 80th American Diabetes Association Virtual Scientific Sessions, 2020 June 12-16.
5. Robertson D et al. Cotadutide (MEDI0382), a Dual Receptor Agonist With Glucagon-like Peptide-1 and Glucagon Activity, Modulates Hepatic Glycogen and Fat Content. Presented at: 80th American Diabetes Association Virtual Scientific Sessions, 2020 June 12-16.
6. Leiter La et al. Impact of Diabetes-Related Factors And Background Antihyperglycemic Therapy On The Efficacy And Safety Of Ticagrelor Added To Aspirin: Insights From The THEMIS Trial. Presented at: 80th American Diabetes Association Virtual Scientific Sessions, 2020 June 12-16.
7. Arnold SV et al. Burden of cardio-renal-metabolic conditions in adults with type 2 diabetes within the Diabetes Collaborative Registry. Diabetes Obes Metab 2018; 20(8):2000–3.