進行・再発の非小細胞肺がん患者さんは、初回治療開始時に「高い効果と忍容性」を「長く維持する」「安定した」治療を望む


~進行・再発非小細胞肺がん患者を対象とした薬剤治療に関する意識調査~

アストラゼネカ株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:ステファン・ヴォックスストラム、以下、アストラゼネカ)と株式会社クロエ(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:安藤 昌、以下、クロエ)は、進行・再発非小細胞肺がん患者さんを対象とした薬剤治療に関する意識調査を実施しました。進行・再発非小細胞肺がんは、昨今の治療選択肢の増加にともない複雑化しており、治療の実施にあたっては、多角的な検討が必要となります。特に、薬剤治療を初めて経験する患者さんについては、治療に対する期待や不安も様々であると想定されることから、患者さんの心情を理解したうえで、ベストな治療を選択する必要性が高まっています。
本インターネット調査は、進行・再発非小細胞肺がんと診断された患者さんの治療に対する期待や不安を理解することを目的に、110名の患者さんから回答を得ました。その結果、患者さんは、診断後初めて薬剤治療を開始する際に、高い効果と忍容性が、より長く維持する安定した治療を望むことが明らかとなりました。

【調査結果のポイント】

  • 患者さんが薬剤治療にもっとも期待していることは、薬剤の効果が長く続くことである。
  • 初めて薬剤治療を開始する際には、「副作用が辛くないか(88%)」「効果が長続きするか(86%)」という治療に対する不安が大きい。
  • 初めて薬剤治療を開始する際には、治療回数や副作用による「周りの人に負担(81%)」「仕事や家事等の『出来ること』が制限(79%)」という生活の変化に対する不安を感じている割合が大きい。
  • 治療中、95%の患者さんが「検査で異常がなかったとき」に安心している。
  • 治療中、大切にしていることは「変わらない生活」や「普段どおり過ごす」の回答が多かった
  • 避けたい副作用としては、「吐き気/嘔吐(30%)」、「脱毛(24%)」が上位に挙げられた。

【本調査監修:中川和彦先生(近畿大学医学部内科学腫瘍内科部門 主任教授)のコメント】
「今回の調査によって、進行・再発非小細胞肺がんの患者さんは、効果と忍容性をより長く維持できる治療を求めていることを確認できました。肺がんと診断された方は、様々な不安を抱えながら、がん罹患前の生活をできる限り維持したいと強く思っています。このため、最初の治療が患者さんの望む形で成功することが、その後の生活の基盤を作る上で非常に重要な経験となります。また、患者さん自身が納得いく治療を選択することは、医療従事者との信頼関係の構築にもつながるため、結果として治療の質が上がることが期待されます。」

【調査結果概要】
1.    薬剤治療にもっとも期待していることについて
患者さんが薬剤治療にもっとも期待することは「薬剤の効果が長く続くこと(86%)」である。これは「副作用による負担が少ないこと(11%)」を大きく上回る結果であった。

2.    初めて薬剤治療を開始する際の治療に対する不安について
初めて薬剤治療を開始する際、ほとんどの患者さんが「副作用が辛くないか(88%)」「効果が長続きするか(86%)」という効果の持続性と忍容性に不安を感じており、「治療費(56%)」や「通院回数・時間等(54%)」よりも割合が大きかった。

3.    初めて薬剤治療を開始する際の生活の変化に対する不安について
初めて薬剤治療を開始する際の生活の変化に対する不安は、「周りの人に負担(81%)」「仕事や家事等の『出来ること』が制限(79%)」「自分が病気であることを常に考えさせられるというストレス(73%)」「治療費用による生活が圧迫(64%)」とどれも高いが、特に、治療回数や副作用による制限や治療などの様々な要因による他人への迷惑に不安を感じている割合が大きい。

4.   治療中に安心することについて
患者さんが治療中に安心することについて、「検査で異常がなかったとき(95%)」がもっとも高く、「薬の効果を実感できたとき(77%)」「副作用を感じられないとき(70%)」と治療に関連することがつづいた。

5.   避けたい副作用について
患者さんが避けたい副作用は、「吐き気/嘔吐(30%)」「脱毛(24%)」が上位に挙げられた。

6.   治療中に大切にしていることについて
患者さんが治療中の日常生活について大切にしていることを自由回答形式で答えた結果、「変わらない生活を過ごす(34名)」「食事/体調管理/適度な運動(24名)」など生活スタイル面に関する回答と、「前向きな気持ちを持つ/明るく過ごす(13名)」「ストレスとためない/リラックスする(7名)」など感情面に関する回答に大別されたが、がん患者さんはがん罹患前とかわらない生活スタイルと感情の維持を心がけることを大切にしていた。

【調査概要】
調査内容:進行・再発非小細胞肺がん患者を対象とした薬剤治療に関する意識調査
調査対象:進行・再発非小細胞肺がんと診断された方(ステージⅢb、ステージⅣ、再発あり)
        1年以内に非小細胞肺がんの治療を実施している方
実施時期:2018年6月18日~2018年6月26日
調査手法:「オンコロ」にて募集を行い、インターネットによるアンケート調査を実施
有効回答数:110名
監修:中川 和彦(近畿大学医学部内科学腫瘍内科部門 主任教授)
調査依頼元:アストラゼネカ株式会社
調査実施:株式会社クロエ(「オンコロ」運営会社)

レポートは下記URLよりご覧いただけます。
https://www.astrazeneca.co.jp/content/dam/az-jp/press-releases/pdf/20180808.pdf

以上

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アストラゼネカにおける肺がんについて
アストラゼネカは、肺がん領域において、すべての病期及び治療段階にわたり、すでに承認を得取得した薬剤や、臨床開発後期に入った新薬など、包括的なポートフォリオを有しています。既承認薬のイレッサおよびタグリッソの提供や、現在第III相で進行しているADAURA試験によって得られる新たなエビデンスを通じて、患者さんのアンメットニーズに応えることを目指しています。
免疫療法(IO)のポートフォリオには、単剤療法(ADJUVANT、MYSTIC、PEARL試験)およびCTLA-4抗体であるトレメリムマブや化学療法との併用において(MYSTIC、NEPTUNE、CASPIAN、POSEIDON試験)開発中の抗PD-L1抗体であるイミフィンジ®が含まれます。

アストラゼネカにおけるオンコロジー領域について
アストラゼネカはオンコロジー領域において歴史的に深い経験を有しており、急速に拡大しつつある患者さんの人生と当社の将来を変革する可能性のある新薬ポートフォリオを保持しています。2014年から2020年までの期間に発売を予定する少なくとも6つの新薬、および低分子・バイオ医薬品の広範な開発パイプラインを有する当社は、肺がん、卵巣がん、乳がんおよび血液がんに焦点を当てたNew Oncologyをアストラゼネカの成長基盤として進展させることに注力しています。中核となる成長基盤に加え、当社は、Acerta Pharma社を介した血液学領域への投資に象徴されるような、戦略を加速する革新的な提携および投資についても積極的に追求していきます。
アストラゼネカは、がん免疫治療、腫瘍ドライバー遺伝子と耐性、DNA損傷修復 および抗体薬物複合体の4つの科学的基盤を強化し、個別化医療を推し進める併用療法の開発に挑戦し続けることでがん治療のパラダイムを再定義し、将来的にはがんによる死亡をなくすことをビジョンに掲げています。

アストラゼネカについて
アストラゼネカは、サイエンス志向のグローバルなバイオ・医薬品企業であり、主にオンコロジー、循環器・腎・代謝疾患、および呼吸器の3 つの重点領域において、医療用医薬品の創薬、開発、製造およびマーケティング・営業活動に従事しています。また、炎症、感染症およびニューロサイエンスの領域においても、他社との提携を通じて積極的に活動しています。当社は、100 カ国以上で事業を展開しており、その革新的な医薬品は世界中で多くの患者さんに使用されています。詳細についてはhttp://www.astrazeneca.comまたは、ツイッター@AstraZeneca(英語のみ)をフォローしてご覧ください。
日本においては、主にオンコロジー、循環器・代謝/消化器疾患、呼吸器疾患を重点領域として患者さんの健康と医療の発展への更なる貢献を果たすべく活動しています。当社についてはhttp://www.astrazeneca.co.jpをご覧ください。

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がん情報サイト『オンコロ』について
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クロエは、「誰もが”らしく”生きる社会の実現」をミッションに掲げ、主に医薬・医療分野における被験者募集、患者調査、疾患啓発など、患者さんや企業、医療施設といったステークホルダーのコミュニケーションを支援しています。80万人が登録する治験情報サイト「生活向上WEB」やがん情報サイト「オンコロ」、希少疾患情報/コミュニティサイト「RareS.」の運営などを通して、健康に関わる様々な課題を解決しています。詳しくは、https://www.croee.com/をご覧ください。