AstraZeneca PLC 2016年上半期業績

本資料はアストラゼネカ英国本社が2016年7月28日に配信したプレスリリースを日本語に翻訳し、みなさまのご参考に提供するものです。本資料の正式言語は英語であり、その内容・解釈については英語が優先します。


AstraZeneca PLC 2016年上半期業績

ファイナンシャルサマリー

  • 総売上は、特許満了、特に米国のクレストールの特許満了による製品売上の2%減を反映し予想通り3%減。社外提携収入は一部2016年下半期に繰り延べ。
  • 報告ベースおよび中核研究開発費はそれぞれ6%増、9%増;報告ベースの販売・一般管理費は安定し、中核販売・一般管理費は通年目標を支持し、5%減。
  • 報告ベースEPSは45%減。これは先日発表されたコスト低減プログラム関連の事業再構築費用に基づくマイナス影響を反映したもの。中核EPSは社外提携収入を下半期に繰り延べたことを反映し20%減。
  • 第1回中間配当に変更はなく、1株当たり0.90ドル
  • 2016年度のガイダンスは変更なし

営業ハイライト
成長基盤は上半期7%成長。6つの成長基盤の主な業績は下記の通り:

  • 新興市場:7%増。有望市場である中国は11%成長。
  • 糖尿病:18%増。Farxigaの成功に支えられ好調な業績。
  • 呼吸器:1%増。シムビコートの新興市場売上は堅調。欧米においては価格圧縮。
  • New Oncology:各国で相次ぐタグリッソの上市成功を反映し売上は2億5,100万ドル。

サイエンスのリーダーシップを達成:前回業績発表からの進捗状況

最高経営責任者(CEO)パスカル・ソリオの業績に関するコメント:
「上半期の当社業績は、特許満了に伴う短期的な反動が見られたもののその影響は想定内に留まり、2016年の社外提携に伴う収入を反映した結果、予想通りの結果となりました。当社が成長基盤に掲げる各事業は引き続き大きな成果を挙げ、総売上高の60%以上を占めています。変革後の当社パイプラインは急速に進展しており、他製品とは一線を画す革新的な医薬品を豊富に生み出しています。成長回帰に向け、これらの良い前兆が見られていることは、当社にとって重要な意味を持ちます。サイエンスを基盤とした当社の成長は加速しており、当社にとって初となる呼吸器バイオ医薬品候補benralizumabと、肺がん2次治療におけるタグリッソの良好な試験成績、そして、がん免疫療法のdurvalumab/tremelimumab併用プログラムにおける迅速な患者登録等、ビジネスは力強く前進しています。特にがん免疫療法が期待される主要な領域において、当社は今後も継続的な成長を見込んでいます。

2016年度 ガイダンス
2016年度のすべてのガイダンスは変更なくCER1ベースで表示

 
上記ガイダンスは2015 年度に発表したAcerta Pharma B.D. (Acerta Pharma) およびZS Pharma, Inc. (ZS Pharma) との取引案件による希釈効果を織り込んでいます。

社外提携収入は、以前の契約から生じる定期的収入の要素が増大していることから、2015年度との比較で増加すると予想されます。これは、社外提携をポートフォリオ管理戦略の一環に位置付けている当社の長期ビジネスモデルに沿ったものです。

研究開発生産性の改善および3つの重点治療領域への集中の結果、社外提携活動は特定のリスク・報酬分担提携に関連する活動となっています。本活動は当社の多くの医薬品の開発・商業化ポテンシャルを拡大し、加速するとともに最大化します。契約一時金およびマイルストーンの収入は売上関連収入と共に当社の財務諸表には社外提携収入として計上されています。収益は、アストラゼネカが医薬品候補または販売中の医薬品に対し大きな既存の利益を保持している場合社外提携収入と定義されます。

中核研究開発費用は2015年度と同等の水準であると予想されます。また、当社は2016年度、前年比での中核販売・一般管理費の大幅削減に注力しています。これらの取り組みは恒常為替ベースに基づくものです。

当社は中核EPSベースでガイダンスを提示します。買収関連債務により生じる公正価格調整、無形資産減損費用および法的決済引当金を含む報告・GAAPベースの結果の重要な要素を正確に予測することはできませんので、報告・GAAPベースのガイダンスを提供することは不可能です。

2016年度為替の影響
2016年上半期の平均為替レートおよび当社が発表した為替感受性に基づき、2016年度の総売上高に対する為替変動のマイナス影響は最小限であると予想されます。通年中核EPSは為替変動により前年度比1桁台前半から半ばのパーセンテージのプラス影響をうけると予想されます。為替感受性の更なる詳細は営業・ファイナンシャルレビューの項に示されています。

パイプライン:予定されている主なニュース
イノベーションはアンメット・メディカルニーズへの対応に不可欠であり、当社の成長戦略の中心にあります。研究開発への集中はパイプラインの強い結果を生み出すことを目的としています。

特段の記載がない限り、本セクションのデータreadoutは第III相データのreadoutを示す。
*.無作為化対照試験に先んじる早期上市機会の可能性

  1. 特段の記載がない限り、伸び率およびガイダンスはすべて恒常為替レート (CER) ベース
  2. 中核財務指標および中核ベースから報告ベースへの財務指標の調整の定義は、原文5ページの営業・ファイナンシャルレビューを参照ください。

 

業績発表プレゼンテーション
経営陣の主催による投資家およびアナリストを対象とする電話会議は、英国時間の7月28日開催されました。詳細についてはwww.astrazeneca.com/investors.からアクセス可能です。

業績発表カレンダー
当社は2016年11月10日に9カ月累計財務業績を発表する予定です。

製品売上高
主要医薬品の業績を以下に示します。地域別業績は次ページに示しています。


地域別製品売上高

1ROWの既成市場を構成するのは、日本、カナダ、オーストラリアおよびニュージーランドです。
2新興市場を構成するのは、ブラジル、中国、インド、メキシコ、ロシア、およびトルコを含む上記以外の全てのROW地域です

米国
米国の売上は、主に2016年5月2日にクレストールの独占権が失効したことにより上半期7%減少し42億900万ドルでした。クレストールの売上は前年同期比27%減少し10億400万ドルでした。この売上減は一部成長基盤の医薬品であるFarxiga (82%増の2億900万ドル) 、Brillinta (57%増の1億5,900万ドル) 、Lynparza (6,200万ドルに増加) の堅調な業績により緩和されました。

ヨーロッパ
ヨーロッパの売上は、主に現行の価格圧力により3%減少し24億6,700万ドルでした。フォシーガ (72%増の8,900万ドル) およびBrilique (17%増の1億2,500万ドル) の力強い売上増をシムビコートの売上減 (18%減の4億6,600万ドル) が上回りました。この売上減少はアナログ製剤の競合による不利な価格および売上数量の減少を反映しています。Lynparzaの売上は、ドイツの堅調な業績を反映し、2015年の発売後3,200万ドルに伸長しました。

ROWの既成市場
米国以外 (ROW) の既成市場の売上は4%減少し14億4,500万ドルでした。上半期の日本の売上は2016年4月に実施された隔年の薬価改定を反映し、3%減少し9億9,800万ドルでした。フォシーガの売上は127%伸長し2,500万ドルでした。ネキシウムは市場シェアおよび新規処方シェアにおいてトップの地位を維持したにもかかわらず、同剤の売上は15%減少し2億3,700万ドルでした。

新興市場
新興市場の売上は、継続する南米のマクロ経済上の下方圧力にも拘わらず、7%増の29億1,300万ドルでした。中国の売上は11%成長し13億8,400万ドルでした;上半期、中国は新興市場の売上の48%を占めました。
ブラジルの売上は、フォシーガ (78%増の1,200万ドル)、オンコロジー (13%増の4,400万ドル)およびセロケン (16%増の3,200万ドル)の好調な業績により、13%増の1億7,700万ドルでした。ロシアの売上は、循環器・代謝疾患治療薬の堅調な売上 (32%増の3,200万ドル)にけん引され、12%増の1億400万ドルでした。

アストラゼネカについて
アストラゼネカは、サイエンス志向のグローバルなバイオ・医薬品企業であり、主に呼吸器・自己免疫疾患、循環器・代謝疾患、オンコロジーの3つの重点領域において、医療用医薬品の創薬、開発、製造およびマーケティング・営業活動に従事しています。また、炎症、感染症およびニューロサイエンスの領域においても、他社との提携を通じて積極的に活動しています。当社は、100カ国以上で事業を展開しており、その革新的な医薬品は世界中で多くの患者さんに使用されています。詳細についてはhttp://www.astrazeneca.comをご覧ください。

日本においては、主にオンコロジー、循環器・代謝疾患、呼吸器・自己免疫疾患を重点領域として患者さんの健康と医療の発展への更なる貢献を果たすべく活動しています。当社についてはhttp://www.astrazeneca.co.jpをご覧ください。