アストラゼネカ 2016年度米国胸部学会において幅広い呼吸器治療薬を発表

本資料はアストラゼネカ英国本社が2016年5月12日に発信したプレスリリースを日本語に翻訳し、みなさまのご参考に提供するものです。本資料の正式言語は英語であり、その内容・解釈については英語が優先します。


新たなデータにより新規吸入治療薬、呼吸器バイオ医薬品および根本的な
疾患情報伝達経路の研究における進展を示す

アストラゼネカ(本社:英国ロンドン、最高経営責任者(CEO):パスカル・ソリオ[Pascal Soriot]、以下、アストラゼネカ)は、2016年5月13日~18日に米国カリフォルニア州サンフランシスコで開催している2016年度米国胸部学会(American Thoracic Society、以下、ATS)において、60本超の抄録ならびに学術発表を行い、最新の呼吸器疾患治療薬に関して広範かつ詳細に発表します。

発表データは、喘息および慢性閉塞性肺疾患(COPD)の新たな情報伝達経路を標的とするアストラゼネカの新規吸入配合剤、呼吸器バイオ医薬品および革新的なサイエンスの裏付けとなるものです。主な発表は以下の通りです。

  • 14本の抄録が、COPDにおけるアンメットニーズに焦点を当てています。先日、米国食品医薬品局(FDA)によりCOPD治療薬として承認された、最新の共懸濁技術を用いた加圧式定量吸入器による新規定量気管支拡張配合剤であるBevespi Aerosphere(グリコピロレート・ホルモテロールフマル酸配合剤)の 24時間の肺機能データを長時間作用性抗コリン薬単剤やプラセボと比較した発表データが含まれます。
  • 現在重症喘息およびCOPDの両方の適応で第III相試験が実施中である抗好酸球モノクローナル抗体のBenralizumabのバイオマーカーデータが発表されます。本データは、ベースラインにおいて血中好酸球高値およびIL-13経路の血清バイオマーカーが治療効果を予測する可能性を評価しています。これらのデータはBenralizumabおよびTralokinumab(IL-13モノクローナル抗体)にとって価値あるものと考えられます。
  • 好酸球性疾患、Th2誘発疾患、上皮誘発病理生物学および自己免疫の4つの重要な生物学的情報伝達経路に焦点を当てた研究によるデータが発表されます。これらは呼吸器疾患の原因を解明しかつ改善していくことを目指した革新的なサイエンスです。

更に、COPDの急性増悪発症時にステロイドと抗生物質による標準治療への追加療法として投与開始される経口PDE4阻害剤のDaxas(roflumilast)の肺機能および気道炎症抑制の効果を評価したデータも発表されます。

また、5月17日には日本の慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者さんを対象に、気管支喘息を合併する喘息COPDオーバーラップ症候群(Asthma COPD Overlap Syndrom 、ACOS)の実態について調査した多施設横断研究の結果も発表されます。

グローバル製品戦略部門呼吸器・炎症・自己免疫領域担当バイスプレジデントであるTom Keith-Roachは次のように述べました。「呼吸器はアストラゼネカの重点治療領域のひとつです。ATSで発表されるデータは、当社の開発パイプラインおよび製品ポートフォリオがいかに迅速に進展しているかを示しており、エキサイティングなことです。当社はBevespi AerosphereならびにBenralizumabなどの開発中の治療薬によって、世界中の呼吸器疾患患者さんの生活に真の変革をもたらすことができると信じています」。
 

慢性閉塞性肺疾患(COPD)について
COPDは主に喫煙、大気汚染、または職業上の曝露と関連する進行性疾患で、肺の気道の閉塞を引き起こし、息切れ症状を呈するようになります。COPDは世界中で推定3億人に影響を与え、2020年までに死亡原因の第3位になると予測されています。

喘息について
喘息は気管支が可逆的に狭窄する気道の慢性炎症性疾患です。喘息患者さんは年代を問わず世界中に存在し、多くの方が喘息により亡くなっています。喘息はアレルギー性(花粉、真菌胞子あるいはイエダニなどのアレルゲンの吸引に対する免疫反応により誘発)と非アレルギー性(運動、咳、ウイルス性呼吸器感染、または職場での煙や化学物質の吸引)に分類されます。喘息の特徴である気道狭窄は喘息の誘発因子に対する免疫システムの反応によるものです。

喘息治療は、通常、喘息症状とその増悪を予防するために吸入ステロイド剤で気道の炎症を抑制し、喘息発作に対しては短時間あるいは長時間作用性の気管支拡張薬で抑制します。

アストラゼネカにおける呼吸器領域について
アストラゼネカは呼吸器領域において40年以上の経験に基づく長年の実績と医療用医薬品の強力なフランチャイズを有しています。当社のグローバル戦略は、新規配合剤や新規デバイス、ならびに喘息やCOPD、 特発性肺線維症(IPF)などの呼吸器疾患治療の革新的な製品の提供など、一連の差別化された治療を提供することです。当社は革新的かつ精密なアプローチにより適正な治療が適正な患者さんに担保されると信じ、2024年までに2,500万人の患者さんの生活を改善することを目標としています。

アストラゼネカが日本で製造販売を行っている呼吸器領域ポートフォリオには、喘息・COPD治療薬「シムビコート」および喘息治療薬「パルミコート」があります。

アストラゼネカ株式会社について
アストラゼネカは、イノベーション志向のグローバルなバイオ・医薬品企業であり、医療用医薬品の創薬、開発、製造およびマーケティング・営業活動に従事しています。100カ国以上で事業を展開しており、その革新的な医薬品は世界中で多くの患者さんに使用されています。詳細はこちらでご覧ください。http://www.astrazeneca.com

日本においては、主にがん、循環器、消化器、呼吸器、糖尿病、ニューロサイエンスを重点領域として患者さんの健康と医療の発展への更なる貢献を果たすべく活動しています。当社についてはこちらでご覧ください。http://www.astrazeneca.co.jp