アストラゼネカとメディミューン慢性腎臓病の新規治療薬開発を目的としコンソーシアムに参画

本資料はアストラゼネカ英国本社が2016年2月11日に発信したプレスリリースを日本語に翻訳し、みなさまのご参考に提供するものです。本資料の正式言語は英語であり、その内容・解釈については英語が優先します。


アストラゼネカ(本社:英国ロンドン、最高経営責任者(CEO):パスカル・ソリオ[Pascal Soriot]、以下、アストラゼネカ)ならびに同社のグローバルバイオ医薬品研究開発部門であるメディミューン(本部:米国メリーランド州、以下、メディミューン)は、慢性腎臓病 (以下、CKD) 治療薬の新たな治療ターゲットの同定を目的とするミシガン大学およびイーライ・リリーとの共同研究契約を締結し、RPC2コンソーシアム(Renal Precompetitive Consortium; 腎臓領域における競合他社との初期段階研究のためのコンソーシアム)に参画することを2月11日に発表しました。このコンソーシアム は、ミシガン大学のMatthias Kretzler教授により収集された広範な臨床および分子データと、製薬産業の研究開発における専門知識・技能を組み合わせることを目的としています。

CKDの研究を進展させるため、Kretzler教授は1,000人超の患者さんや複数のCKD動物モデルの情報を含む腎臓データベースを確立してきました。本コンソーシアムでは、同データベースにアクセスし、CKDを増悪させる主要な分子メカニズムを探索し、治療薬の新たな標的となり得るターゲットを同定します。参加メンバーはそれぞれが持つバイオインフォマティクスならびに科学的能力を駆使し、ミシガン大学が既に着手している解析を更に進めることでコンソーシアムに貢献します。メンバーはそれぞれが関心のある標的を個別に探索する権利を保有しています。

Kretzler教授は次のように述べました。「私たちは患者さんに新薬をより速く届ける方法を見出さなければなりません。RPC2によって大規模臨床データおよび分子データの探索と、製薬産業の開発における専門知識・技能を組み合わせることができます」。

アストラゼネカの研究・早期開発部門循環器・代謝疾患領域統括責任者のMarcus Schindlerは次のように述べました。「アストラゼネカにとって、本コンソーシアムに参加することで、CKD治療のリーダーになるという当社の意欲的な目標に向けて大きな一歩を踏み出しました。本コンソーシアムで生み出される知見によって、患者さんのニーズに裏付けされた治療ターゲットに対する当社のポートフォリオがさらに拡充すると信じています」。

メディミューンの研究・早期開発部門循環器・代謝疾患領域統括責任者であるCristina Rondinoneは次のように述べました。「本コンソーシアムには、学界および製薬企業のパートナーが数年にわたって蓄積した創薬関連および科学的専門知識・技能が持ち寄られることによって、慢性腎臓病患者さんに有意義なバイオ医薬品を提供する新たな分子メカニズムの発見を早めることができるでしょう」。

アストラゼネカとミシガン大学は、CKD治療に対するアストラゼネカの循環器・代謝性疾患ポートフォリオが適切な治療ターゲットかを検証する目的で契約を締結しています。本コンソーシアムへのアストラゼネカの参画はこれまでの契約を補完するものであり、新たな治療ターゲットを発見したり、CKD増悪メカニズムに関する新たな知見に基づいて既存の医薬品を新たなCKD治療薬として活用していくことを目的としています。
 

慢性腎臓病(CKD)について
慢性腎臓病(CKD)は全世界で2億人以上、米国では3,000万人以上の成人が罹患しているとされています。年齢を問わず発症しますが、高齢人口に多く発症し、発症率は増加しつつあります。貧血はCKDの一般的な合併症で、透析療法歴の有無に関わらず、貧血は患者さんの罹患率および死亡率の高さに関連しています。さらに、CKDは循環器疾患の原因にもなりまた合併症ともなりうる疾患であり、アンメット・メディカル・ニーズは拡大し続け世界的に重大な医療問題となっています。現在、CKDを治癒させたり、腎臓の機能低下を食い止める治療法は腎移植以外には存在しません。

ミシガン大学について
ミシガン大学ヘルスシステム(UMHS)は、医学教育、患者ケアおよび研究を通じて医療の未来を創造します。UMHSは、3つの病院および40の外来患者施設を含む2万6,000超の学部、スタッフ、研修生、ボランティアから構成される地域団体です。ミシガン大学医学部は一貫して全米および全世界の研究大学の上位にランクされています。米国最大規模の研究予算を持つミシガン大学は、多くの疾病の解明、診断、治療、管理、予防の新たな方法を見出しています。

メディミューンについて
メディミューンは、低分子化合物およびバイオ製剤の医療用医薬品の研究、開発および商業化に特化するグローバルなイノベーション志向のバイオ・医薬品企業アストラゼネカのバイオ医薬品研究開発部門です。メディミューンは、革新的な研究を先駆的に進めており、呼吸器、炎症、自己免疫疾患、循環器および代謝疾患、がん、ニューロサイエンスならびに感染症、ワクチン等の注力疾患領域において新規治療経路の検討に取り組んでいます。メディミューンは、アストラゼネカの3つのグローバル研究開発拠点のひとつである米国メリーランド州ゲイザースバーグに本社を置き、さらに英国ケンブリッジならびに米国カリフォルニア州マウンテンビューにも拠点を構えます。詳細はhttps://www.medimmune.comをご覧ください。

アストラゼネカについて
アストラゼネカは、イノベーション志向のグローバルなバイオ・医薬品企業であり、主に呼吸器・炎症・自己免疫疾患 (RIA)、 循環器・代謝疾患(CVMD)、オンコロジーの3つの重点治療領域ならびに感染症およびニューロサイエンスの領域において、医療用医薬品の創薬、開発、製造およびマーケティング・営業活動に従事しています。100カ国以上で事業を展開しており、その革新的な医薬品は世界中で多くの患者さんに使用されています。詳細についてはhttp://www.astrazeneca.comをご覧ください。