アストラゼネカ 2015年第4四半期・通年業績発表のお知らせ

本資料はアストラゼネカ英国本社が2016年2月4日に発信したプレスリリースを日本語に翻訳し、みなさまのご参考に提供するものです。本資料の正式言語は英語であり、その内容・解釈については英語が優先します。


AstraZeneca PLC 2015年第4四半期・通年業績

ファイナンシャルサマリー
2016.02.19

  • 通年中核EPSは7%増、第4四半期中核EPSは22%増
  • 通年総売上は1%増;製品売上総利益率は1%ポイント増
  • 売上および総利益の成長に支えられ、研究開発投資を継続。パイプラインへの投資を反映し中核研究開発費は通年で21%増
  • 予定通り、中核販売・一般管理費は通年で2%減(第4四半期は11%減)
  • 報告ベースの通年EPSは2015年第4四半期で13.7%増の$0.63(2014年第4四半期は1株当たり$0.25の損失)
  • 第2回中間配当は1株当たり$1.90により年間配当は$2.80。取締役会は累進的配当政策への注力を再確認
  • CERベースの2016年度ガイダンス:総売上高および中核EPSの両方で一桁台前半から半ばの減少:最近の取引案件の希釈化効果を含む
     

2015年通年営業ハイライト
成長基盤は通年で11%成長し、総売上高の57%を占める。会社の将来の成長への長期的な重要性を反映し、”新規オンコロジー”が初めて成長基盤に加わる

  1. 呼吸器:7%増(武田薬品工業の呼吸器事業の買収完了前)
  2. Brilinta/Brilique: 44%増。米国の適応拡大およびCHMPの肯定的見解がけん引
  3. 糖尿病:26%増(新興市場における76%の売上成長を含む。全世界のFarxiga/Forxigaの売上は137%増)
  4. 新興市場:12%増。中国および南米の売上はそれぞれ15%増
  5. 日本:4%増。2015年第4四半期の売上は8%増
  6. 新規オンコロジー: Lynparza, イレッサ(米国)およびTagrissoの売上への貢献は1億1,900万ドル
     

サイエンスのリーダーシップを達成:前回の業績発表以降の進捗
2016.02.19.02
 
最高経営責任者(CEO)パスカル・ソリオの業績に関するコメント:
「当社は戦略達成に向けての行程において次の段階に進んだ2015年、開発パイプラインの進捗および財務業績において堅調な結果を達成しました。成長基盤の製品売上が11%成長したことは、中核EPSが7%増加したことと並行し、当社のビジネスの実質的な力強さを示しています。当社の企業文化であるイノベーションにより引き続き研究開発の生産性が向上し、本年度6件の薬事承認を取得しました。この勢いは2016年においても継続し、6件の薬事承認申請および約10件の主要なデータread-outを予定しています。当社はオンコロジーの戦略的重要性を強化し、患者さんに肺がん治療薬Tagrissoおよび卵巣がん治療薬Lynparzaならびに有望ながん免疫治療パイプラインなどの次世代治療薬をお届けします。このように自社製品の進捗を果たす一方、Acerta Pharma社、ZS Pharma社および武田薬品工業との主要な契約を通じて、当社は引き続き当社の重点治療領域への投資を行いました。

米国でのクレストールの特許期間満了という変革の時期に直面しますが、当社の優れた戦略遂行能力ならびに的を絞った投資および新薬上市によって、当社が目標に沿った持続的成長への回帰にむけて順調に前進することを確信しております」。

2016年度 ガイダンス
すべてのガイダンスはCER1表示.
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上記ガイダンスは2015 年に発表したAcerta Pharma社およびZS Pharma社との取引案件による希釈化効果を織り込んでいます。

また、本ガイダンスは2016年5月の米国におけるクレストールの独占権失効を前提としています。社外提携収入は、以前の契約から生じる定期的収入の要素が増大していることから、2015年度との比較で増加すると予想されます。これは、当社の長期ビジネスモデルに沿ったものです。

中核研究開発費用は2015年度と同等の水準で推移すると予想されます。また、当社は2016年度、中核販売・一般管理費の大幅削減に注力しています。これらの取り組みは恒常為替ベースに基づくものです。
 

為替の影響
米国ドルに対する主要取引通貨の下落が継続しました。2016年1月の平均為替レートおよび当社が発表した為替感受性に基づき、2016年度の総売上高および中核EPSに対する為替変動の影響は平均約3%と予想されます。為替感受性の更なる詳細は営業・ファイナンシャルレビューの項に示されています。
 

パイプライン:予定されている主なニュース
イノベーションはアンメット・メディカルニーズへの対応に不可欠であり、当社の成長戦略の中心にあります。アストラゼネカにおける研究開発への集中は当社のパイプライン、特にオンコロジー領域において、生産性の高い年に貢献するものと期待しています。

2016.02.19.04
注:

  1. 特段の記載がない限り、伸び率およびガイダンスはすべて恒常為替レート(CER)ベース。
  2. 総売上高とは、製品の売上高と社外提携からの収入であると定義しています。
  3. 中核財務指標および中核ベースから報告ベースへの財務指標の調整の定義は、営業・ファイナンシャルレビューを参照ください。
  4. 2014年第4四半期の業績は、報告ベースの営業損失3億4,900万ドル、および報告ベースの1株当たり損失$0.25を反映しています。2015年第4四半期の報告ベースの業績との比率による比較は意味をなさないと考えます。

決算日程
当社は2016年4月29日に第1四半期の財務業績を発表する予定です。

研究開発の最新情報
アストラゼネカのパイプラインにある医薬品の臨床試験の包括的な一覧表は本リリース原文で後述しています。

2015年11月5日に行われた前回の業績発表以降の進捗:
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製品別売上高
主要医薬品の業績を以下に示します。地域別業績はNote 8および9に示されています。
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地域別売上高
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1ROWの既成市場を構成するのは、日本、カナダ、オーストラリアおよびニュージーランドです。
2新興市場を構成するのは、ブラジル、中国、インド、メキシコ、ロシア、およびトルコを含む上記以外の全てのROW地域です。

米国
米国の通年売上は6%減の94億7,400万ドルでした。米国先発医薬品フィーは、販売・一般管理費の費用としてではなく、通年製品売上の減額として認識されています。この経理処理により、各製品の売上が平均約2%の影響を受けました。

また、米国の売上減少は2015年2月のネキシウムの後発品の参入を反映しています。米国のネキシウムの通年売上は52%減の9億200万ドルでした。シナジスの不利なガイドライン変更を反映し、米国のシナジスの通年売上は43%減の2億8,500万ドルでした。

良好な業績を達成した製品はBrilintaFarxiga(日本ではフォシーガ)、ビデュリオンLynparzaおよび導入した呼吸器疾患治療薬であるTudorzaDalirespです。当初の予定よりも早く第1四半期に上市したTagrissoは期待のもてる新規患者数を達成しました。

フォシーガの需要の継続的増加は強力なプロモーションプログラムにより支持されました。ビデュリオンは、ビデュリオンペンの発売ならびにGLP-1クラス全体の需要増によるプラス影響を受けました。

ヨーロッパ
ヨーロッパの通年売上は6%減の53億2,300万ドルでした。糖尿病フランチャイズの力強い成長をクレストールおよびセロクエルXRが直面する後発品との継続的な競合が上回りました。シムビコートの売上は14%減少して10億7,600万ドルでしたが、これは主要市場におけるアナログ製品の競合による不利な価格動向を反映しています。Duaklirは第4四半期に上半期の売上を2倍以上に伸ばし、通年で2,600万ドルに達しました。Lynparzaはヨーロッパで2015年に発売され、通年売上への貢献は2,300万ドルでした。

ROW既成市場
ROW既成市場の通年売上は安定し30憶2,200万ドルでした。

日本の通年売上は4%増の20億2,000万ドルでした。クレストールの売上は引き続き堅調に推移し通年売上は8%増の4億6,800万ドルでしたが、これは5mg錠の使用が継続的に増加していることを反映しています。ネキシウムの売上は、2014年度の売上が製品回収の影響を受けたことから、30%増の4億500万ドルでした。シムビコートの日本の通年売上は、2015年第4四半期の売上が16%減少した影響を受け、2%減の1億7,600万ドルでした。2014年第4四半期の堅調な業績は在庫積み増しを反映していますので、シムビコートの実質的な通年の成長は約5%と推定されます。シムビコートのROW既成市場におけるマーケットシェアは第4四半期も通年においても概ね安定していました。

カナダの通年売上は、オングリザ(売上27%増の5,300万ドル)とシムビコート(売上8%増の1億4,900万ドル)の業績にけん引され、4%増の5億3,300万ドルでした。

新興市場
当社は、中国およびロシア、ブラジル等の主要な新興市場を中心に、これら新興市場の能力を拡大するための投資を加速し、革新的な医薬品を提供することに注力しています。

新興市場の通年売上は、地域全体で達成された成長が寄与し、12%増の58億2,200万ドルでした。新興市場の通年売上の約60%は中国以外の地域で達成されました。新興市場の第4四半期売上は10%増の14億2,800万ドルで、同地域の製品売上に関して一桁台半ばから後半の成長を予測している当社の長期予測を超える業績を達成しました。

中国の年間売上は15%増の25億3,000万ドル、ブラジルの売上は16%増の3億8,100万ドル、ロシアの売上は21%増の2億3,100 万ドルでした。
 

アストラゼネカについて
アストラゼネカは、イノベーション志向のグローバルなバイオ・医薬品企業であり、主に呼吸器・炎症・自己免疫疾患 (RIA) 、 循環器・代謝疾患 (CVMD) 、オンコロジーの3つの重点治療領域ならびに感染症およびニューロサイエンスの領域において、医療用医薬品の創薬、開発、製造およびマーケティング・営業活動に従事しています。当社は100カ国以上で事業を展開しており、その革新的な医薬品は世界中で多くの患者さんに使用されています。詳細についてはhttp://www.astrazeneca.comをご覧ください。

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