アストラゼネカとサノフィ 20万個超の化合物を相互交換

本資料はアストラゼネカ英国本社が2015年11月25日に発信したプレスリリースを日本語に翻訳し、みなさまのご参考に提供するものです。本資料の正式言語は英語であり、その内容・解釈については英語が優先します。


アストラゼネカ(CEO:パスカル・ソリオ、以下、アストラゼネカ)とサノフィ(CEO:オリヴィエ・ブランディクール、以下、サノフィ)は、それぞれの独自の化合物ライブラリにある21万個の化合物を直接交換することを、2015年11月20日に発表しました。この交換は製薬企業間での新たなオープンイノベーションモデルを示すものです。これにより両社が有する化合物コレクションの化学的多様性が向上するとともに、各社が、新規低分子医薬品の探求における出発点として、より広範かつ多様なケミカルスペース*1(化学構造の無限の組み合わせが可能な化合物ライブラリで構成される空間)を評価することが可能になります。

アストラゼネカとサノフィは自社のライブラリにある化合物との違いに基づき、それぞれが交換する化合物を選択しました。これら化合物の使用を促進するため、化学構造および合成プロセスが共有されます。受領会社が、特定の生物学的標的に対する活性を確認する目的で数年間ハイスループットスクリーニングを実施できるよう、化合物は十分な数量で交換されます。ある化合物が標的に合致した場合、その化合物は、開発へと進める「リード化合物」として分類される前に、その構造を最適化するために数回修飾されます。

アストラゼネカの研究および早期開発担当エグゼクティブバイスプレジデントであるMene Pangalos Ph.D(メネ・パンガロス博士)は次のように述べました。「これは、当社のオープンイノベーションアプローチを象徴する非常に革新的な契約です。近年、当社は化合物ライブラリを強化することに注力してきましたが、これまでとは比べ物にならない最大規模であるこの交換により、自社の化合物ライブラリの多様性を大幅に増やすことが可能になります。最も重要なのは、これにより、患者さんに役立つ新薬になりうるユニークな出発点の同定がより速くできるようになることです」。

サノフィのグローバル研究開発部門プレジデントのElias Zerhouni, MD(エリアス・ザフーニ博士)は次のように述べました。「サノフィでは、医学の大発見の基礎は全てコラボレーションから生まれたと認識しており、自社のR&Dプラットフォームにおけるオープンイノベーションにコミットしています。他社との協働により患者さんの命を救い、生活を改善する治療法の発見を早めることができるのであれば、喜んで協力したいと考えています。今回のコラボレーションは、私たちが患者さんに意議ある医学的価値をもたらし、生活を変える可能性のある革新的なソリューションを届ける開発力をさらに高めることができると信じています」。

本化合物交換に伴う金銭の支払いは発生しません。両社はそれぞれ疾患領域に関する制限なしに、受領した化合物を検討することが可能です。

*1ケミカルスペース は、創薬における関心の対象になりうる500ダルトン未満の最低1060の有機分子を含むと信じられている、すべての可能性のある分子の集合体を指す表現です。
 

サノフィについて
サノフィ・グループは、患者さんのニーズにフォーカスした治療ソリューションの創出・研究開発・販売を行うグローバルヘルスケアリーダーです。糖尿病治療、ヒト用ワクチン、革新的新薬、コンシューマー・ヘルスケア、新興市場、動物用医薬品、ジェンザイムを中核としています。パリ(EURONEXT:SAN)およびニューヨーク(NYSE:SNY)に上場しています。詳細は、www.sanofi.com をご覧ください。日本においては、約2,650人の社員が、「日本の健康と笑顔に貢献し、最も信頼されるヘルスケアリーダーになる」をビジョンに、医薬品等の開発・製造・販売を行っています。詳細は、http://www.sanofi.co.jpをご参照ください。

アストラゼネカについて
アストラゼネカは、イノベーション志向のグローバルなバイオ・医薬品企業であり、主に循環器、代謝、呼吸器、炎症、自己免疫、オンコロジー、感染症およびニューロサイエンスの領域において、医療用医薬品の創薬、開発、製造およびマーケティング・営業活動に従事しています。100カ国以上で事業を展開しており、その革新的な医薬品は世界中で多くの患者さんに使用されています。詳細についてはhttp://www.astrazeneca.comをご覧ください。