アストラゼネカ 2015年第3四半期業績発表のお知らせ

本資料はアストラゼネカ英国本社が2015年11月5日に発信したプレスリリースを日本語に翻訳し、みなさまのご参考に提供するものです。本資料の正式言語は英語であり、その内容・解釈については英語が優先します。


AstraZeneca PLC 2015年第3四半期・9カ月累計業績 

ファイナンシャルサマリー
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  • 9カ月累計中核EPSは2%増、第3四半期中核EPSは8%増
  • 9カ月累計総売上は安定;中核売上総利益率は1.0%ポイント増の83.3%
  • 底堅い業績に支えられ、研究開発投資を継続。最近の主要オンコロジー臨床試験の開始を反映し、中核研究開発費は第3四半期に18%増加
  • 中核販売・一般管理費は第3四半期に3%減、9カ月累計では2%増
  • CERベースの2015年度総売上高および中核EPSのガイダンスが改善

9カ月累計営業ハイライト
成長基盤は10%成長し、総売上高の57%を占める

  1. 呼吸器:8%増(新興市場における第3四半期の38%の売上成長を含む)
  2. Brilinta/Brilique: 44%増。第3四半期の米国売上は73%増
  3. 糖尿病:26%増(新興市場における73%の売上成長を含む)
  4. 新興市場:12%増。中国の売上は17%増(2015年第3四半期は11%増)
  5. 日本:3%増。第3四半期の売上は6%増

R&Dハイライト:前回の業績発表以降の進捗
サイエンスのリーダーシップを達成

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最高経営責任者(CEO)パスカル・ソリオの業績に関するコメント:
「当社が成長基盤およびパイプライン全体において計画の実行に注力し進捗を継続したことを喜ばしく思います。糖尿病治療薬であるサキサグリプチン・ダパグリフロジン配合剤の承認申請に向けて更になすべきことがありますが、Brilintaの重要な添付文書改訂ならびにがん、呼吸器疾患およびループスにおいて申請受理および迅速審査を達成しました。特に、当社の有望なオンコロジーポートフォリオは、4件の優先審査および迅速審査指定を受けるとともに、主な学会で支持するデータが発表され、その勢いを持続しました」。

「第3四半期の中核EPSの8%増を含む9カ月間累計財務業績は本日発表した2016年通年ガイダンスの上方修正につながりました。2016年は、米国でのクレストールの独占権失効の影響に直面するため、当社の戦略的なジャーニーにおいて重要な年になります。しかし、将来に向け、成長基盤の継続的な業績向上と近い将来の新薬の上市と並行してコスト管理とキャッシュ創出への注力を高めることにより、短期的な逆風を和らげ、アストラゼネカを持続的成長へと回帰させるものと考えています」。

2015年度 ガイダンス
すべてのガイダンスはCER1表示.
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ガイダンスには含まれない情報も提供:2015年9月末までの9カ月間の1日平均直物レートに照らし、2015年度の総売上高は一桁台後半の減少率が予想され、中核EPSは2014年度と概ね同様であると予想されます。さらに、2015年度の社外提携収入の大部分は本年度上半期に現金化されていると予想されます。中核研究開発費は、9カ月累計時点と比較して第4四半期にはその増加率が低下すると予想されており、当社は絶対値及び対総売上高比率の両面において2015年度の中核販売・一般管理費の前年度比減少に注力します。

パイプライン:予定されている主なニュース
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注:

  1. 特段の記載がない限り、伸び率およびガイダンスはすべて恒常為替レート(CER)ベース。
  2. 総売上高とは、製品の売上高と社外提携からの収入であると定義しています。総売上高の詳細については、2015年3月に当社が発表したアナウンスメントを参照ください。
  3. 中核財務指標および中核ベースから報告ベースへの財務指標の調整の定義は、営業・ファイナンシャルレビューを参照ください。
  4. 本発表に示された業績は、2014年9月30日までの9カ月および3カ月の期間(前年9カ月累計および前年第3四半期)との比較で2015年9月30日までの9カ月および3カ月(9カ月累計および第3四半期)の期間を対象としています。

決算日程
当社は2016年2月4日に通年財務業績を発表する予定です。

研究開発の最新情報
本日の業績発表に関連して開示されたアストラゼネカの開発パイプラインの総合的最新情報は下記の通りです。

2015年7月30日に行われた前回の業績発表以降の進捗:
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2015年~2016年の期間に、アストラゼネカは12~16件の第II相試験の開始、14~16件の新規化合物および主要ライフサイクルマネジメントプロジェクト(適応拡大・剤型追加)の承認申請、および8~10件の新規化合物および主要ライフサイクルマネジメントプロジェクトの承認を予想しています。

製品別売上高
主要医薬品の業績を以下に示します。地域別業績はNotes 6および7に示されています。
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地域別売上高
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1ROWの既成市場を構成するのは、日本、カナダ、オーストラリアおよびニュージーランドです。
2新興市場を構成するのは、ブラジル、中国、インド、メキシコ、ロシア、およびトルコを含む上記以外の全てのROW地域です。

米国
9カ月累計の米国の製品売上は8%減の69億200万ドルでした。先発医薬品フィーに関する経理処理の変更の影響を除くと、製品売上は9カ月累計および第3四半期の製品売上は前年同期比それぞれ6%減、4%減でした。売上減少はネキシウムの特許期間満了、クレストールの後発スタチン製剤への切り替えによる競合、シナジスのガイドライン変更を反映しています。

BrilintaFarxiga(*日本での製品名はフォシーガ)、ビデュリオンLynparzaおよび最近取得した呼吸器疾患治療薬であるTudorzaDalirespが堅調な実績をしましました。Brilintaは全体また新規処方マーケットシェアの獲得によりその力強い四半期毎の成長を加速しました。

フォシーガの継続的な伸長はプロモーション活動の拡充により支持されました。ビデュリオンは、引き続きビデュリオンペンの発売ならびにGLP-1クラス全体の需要増によるプラス影響を受けました。

ヨーロッパ
ヨーロッパの9カ月累計製品売上は6%減の39億200万ドル。糖尿病治療薬であるフォシーガオングリザの堅調な売上増をクレストールおよびセロクエルXRが直面する後発品の継続的な競合が上回りました。シムビコートの売上は13%減少して8億2,500万ドルでしたが、これは主要市場におけるアナログの競合による不利な価格動向を反映しています。Duaklirは第3四半期に上半期の売上を倍増し、9カ月累計で1,400万ドルに達しました。

ROW既成市場
ROW既成市場の9カ月累計売上は2%減の22億3,600万ドルでした。

日本の売上は、2014年4月に実施された薬価改定後1年が経過したことを反映し、第2四半期および第3四半期においての売上は6%増加しました。ネキシウムクレストールは引き続き9カ月累計期間に成長し、それぞれ16%増の2億8,900万ドル、6%増の3億3,700万ドルを達成しました。クレストールの成長は5mg錠の継続的な使用増加を反映しています。シムビコートの9カ月累計売上は3%増の1億3,200万ドルでした。ただし、第3四半期の売上は3%減の4,700万ドルでしたが、これは前年同期の堅調な売上の反動です。シムビコートのマーケットシェアは第3四半期も9カ月累計においても概ね安定していました。

カナダの9カ月累計製品売上は、オングリザシムビコートの業績にけん引され、5%増の3億9,900万ドルでした。

新興市場
当社は、中国およびロシア、ブラジル等の主要な新興市場を中心に、これら新興市場の能力を拡大するための投資を加速し、革新的な医薬品を提供することに注力しています。9カ月累計売上は、地域全体で達成された伸長により12%増の43億9,400万ドルでした。新興市場の第3半期売上は10%増の14億2,700万ドルで、同地域の製品売上に関して1桁台半ばから後半の成長を予測している当社の長期予測を超える業績を達成しました。

中国の9カ月累計売上は17%増の19億3,100万ドルで、第3四半期売上は11%増加しました。9カ月累計で、ブラジルの売上は20%増の3億400万ドル、ロシアの売上は22%増の1億6,300 万ドルでした。