アストラゼネカ 日本における鼻腔噴霧インフルエンザ弱毒生ワクチンの開発・商業化に関するライセンス契約を第一三共と締結

本資料はアストラゼネカ英国本社が同日に発信したプレスリリースを日本語に翻訳し、みなさまのご参考に提供するものです。本資料の正式言語は英語であり、その内容・解釈については英語が優先します。


アストラゼネカ(本社:英国ロンドン、最高経営責任者(CEO):パスカル・ソリオ[Pascal Soriot]、以下、アストラゼネカ)は、同社のグローバルバイオ医薬品研究開発部門であるメディミューンが鼻腔噴霧4価インフルエンザ弱毒生ワクチン(米国での製品名:FluMist® Quadrivalent、以下、本ワクチン)の日本における開発・商業化に関する独占的ライセンスを第一三共株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:中山 讓治、以下、第一三共)に供与する契約を締結したことを本日発表しました。

本ワクチンは経鼻噴霧型の弱毒生ワクチンで4種類のインフルエンザワクチン株を含有しています。本ワクチンの日本の小児・青少年を対象とする第III相安全性・有効性試験が2014年~2015年のインフルエンザ流行期に実施され、日本における承認申請を準備中です。

本契約に基づき、第一三共はアストラゼネカに対し契約一時金ならびにその後の開発および売上に関連したマイルストン費用を支払います。第一三共は日本における本ワクチンの今後の開発・商業化に関する全責任を持ち、販売承認を保有します。一方、アストラゼネカは第一三共に対し本ワクチンを供給する責任を持ちます。

アストラゼネカの最高財務責任者、兼、日本担当エグゼクティブチームメンバーであるマーク・デュノワイエは次のように述べました。「当社は本契約を第一三共と締結したことを大変喜ばしく思っています。第一三共が有する革新的なワクチンの開発および商業化における専門性によって、本ワクチンを日本のより多くの小児に確実に届けることができるでしょう」。

第一三共の取締役専務執行役員、兼、ワクチン事業ユニット長の荻田 健は次のように述べました。「本ワクチンが承認された暁には、本ワクチンを日本の小児および青少年に提供することができること、また、人々をインフルエンザから予防することで、第一三共が公衆衛生に貢献できることをうれしく思います」。

アストラゼネカは、患者さんをはじめとする人々、および株主の皆様の利益のために、当社の革新的医薬品の潜在的可能性を最大化することができる専門性、焦点およびリソースを有する企業と提携することをビジネスモデルとし、今回の契約にも反映しています。アストラゼネカと第一三共は、日本におけるプロトンポンプ阻害剤「ネキシウム®」および米国における末梢作用型μオピオイド受容体拮抗剤「MOVANTIK™」での共同商業化契約などで成果を上げており、本契約はこの提携を更に発展させるものです。

アストラゼネカ株式会社の代表取締役社長のガブリエル・ベルチは次のように述べました。「海外ですでに多くの小児・青少年に使用されている本ワクチンを、第一三共により国内で商業化・販売できることをうれしく思います。プロトンポンプ阻害剤『ネキシウム®』のコ・プロモーションを成功に導いた両社の良好な関係がさらに強固なものになると信じています」。

本契約によるアストラゼネカの2015年度財務ガイダンスへの影響はありません。


鼻腔噴霧4価インフルエンザ弱毒生ワクチンについて

鼻腔噴霧4価インフルエンザ弱毒生ワクチンは、米国ではFluMist® Quadrivalent、欧州ではFluenz Tetra™の製品名で販売されている、最も広範に入手可能な4価インフルエンザ弱毒生ワクチンです。経鼻噴霧型でインフルエンザ予防のための4種類のインフルエンザワクチン株を含有しています。承認前および発売後の臨床試験において15万人超の方々が投与を受けています。本ワクチンは2003年に米国で最初に承認され、その後、他のグローバル市場においても承認されました。最初の承認以降、世界中で1億回超の投与量が供給されました。
インフルエンザ弱毒生ワクチンは、英国、カナダ、イスラエル、フィンランド、スウェーデン(高リスクを有する個人)およびドイツ(高リスクを有する個人)において、優先的に推奨されています。米国で4価インフルエンザ弱毒生ワクチンは、2~49歳の皆さんに一般的に推奨されています。

第一三共について
第一三共グループは、「革新的な医薬品を継続的に創出し、多様な医療ニーズに応える医薬品を提供することで、世界中の人々の健康で豊かな生活に貢献する」ことを企業理念に掲げております。世界中で多くの患者さんに服用いただいている高血圧症、脂質異常症、感染症領域の薬剤に続き、血栓症領域でも新薬を上市し、次代のフランチャイズとして育成します。さらには研究の重点領域を、「がん」、「循環代謝」、「先端領域」と定め、バイオ医薬品を含めた新薬創出に向けて取り組みを強化しております。
また、第一三共グループは、患者さん、医療関係者等の皆さまの多様なニーズに対応するべく、イノベーティブ医薬品(新薬)に加え、ジェネリック医薬品、ワクチン、OTC医薬品の事業を展開しております。詳細については、www.daiichisankyo.co.jpをご覧ください。

アストラゼネカについて
アストラゼネカは、イノベーション志向のグローバルなバイオ・医薬品企業であり、主に循環器、代謝、呼吸器、炎症、自己免疫、オンコロジー、感染症およびニューロサイエンスの領域において、医療用医薬品の創薬、開発、製造およびマーケティング・営業活動に従事しています。100カ国以上で事業を展開しており、その革新的な医薬品は世界中で多くの患者さんに使用されています。詳細についてはwww.astrazeneca.comをご覧ください。