AstraZeneca PLC 2015年上半期業績

本資料はアストラゼネカ英国本社が2015年7月30日に配信したプレスリリースを日本語に翻訳し、みなさまのご参考に提供するものです。本資料の正式言語は英語であり、その内容・解釈については英語が優先します。


ファイナンシャルサマリー
2015.08.03_01

  • 上半期総売上は1%増;中核売上総利益率は1%ポイント増の83%超
  • 堅調な業績、社外提携に支えられ、パイプライン進捗の加速に向けて、上半期に研究開発
    投資を24%増加
  • 中核販売・一般管理費効率化プログラム‐早期に進捗:中核販売・一般管理費は第2四
    半期の総売上高の35%(2014年第4四半期:44%)
  • 営業・マーケティング活動の効果向上、部門の集約、プロセスの改善、外部業者
    の費用削減、サポート部門全体のさらなる効率化、拠点の最適化
  • 中核ベースEPSは、一時的な税メリットにより第2四半期は3%増、上半期は安定
  • CERベースの2015年度総売上高ガイダンスが改善:現在、1桁台前半の減少を予想(過
    去のガイダンス‐1桁台半ばの減少)。CERベースの中核EPSは変更なし:継続的な研
    究開発投資の加速を反映し、1桁台前半の増加を予想
  • 取締役会は同額の第1回中間配当$0.90を勧告

営業ハイライト
成長基盤は11%成長し、総売上高の56%を占める

  1. Brilinta/Brilique:42%増。米国において新規処方マーケットシェア10%を達成
  2. 糖尿病:32%増(新興市場における88%の売上成長を含む)
  3. 呼吸器:9%増(市場の成長を上回る)。第2四半期売上は11%増
  4. 新興市場:14%増。中国の売上は19%増
  5. 日本:2%増。第2四半期の売上は6%増


R&Dハイライト:前回の業績発表以降の進捗
サイエンスのリーダーシップを達成

2015.08.03_02

最高経営責任者(CEO)パスカル・ソリオの業績に関するコメント:
「当社は今期良好な進捗を果たし、基盤ビジネスの堅調な業績を達成しました。これにより6四半期連続で売上成長を達成しました。効率化を図る取り組みによって、販売・一般管理費が減少し始めたことで、当社のサイエンスへの継続的かつ戦略的な投資が支えられ、すべての主要領域において勢いを持つ当社のパイプラインが加速されています」。

「とりわけイレッサおよびフェソロデックスの新規承認、ならびにAZD9291およびcediranibの薬事申請を果たしたオンコロジー領域における進捗ペースは喜ばしいことです。成長基盤の好調な実績とそれに伴う売上ガイダンスの上方修正、および研究開発の生産性向上により、特許期間満了に伴う財務的影響に対処しながら売上目標を達成する力を当社が持っているという自信を再確認することができました」。

注:
1. 特段の記載がない限り、伸び率はすべて恒常為替レート(CER)ベース。
2. 総売上高とは、製品の売上高と社外提携からの収入であると定義しています。総売上高の詳細については、2015年3月6日に当社が発表したアナウンスメントを参照ください。
3. 中核財務指標および中核ベースから報告ベースへの財務指標の調整の定義は、営業・ファイナンシャルレビューを参照ください。

研究開発の最新情報
本日の業績発表に関連して開示されたアストラゼネカの開発パイプラインの総合的最新情報は下記の通りです。

2015年4月24日に行われた前回の業績発表以降の進捗:
2015.08.03_03

2015年~2016年の期間に、アストラゼネカは12~16件の第II相試験の開始、14~16件の新規化合物および主要ライフサイクルマネジメントプロジェクトの承認申請、および8~10件の新規化合物および主要ライフサイクルマネジメントプロジェクトの承認を見込んでいます。
 

製品別売上高
主要医薬品の業績を以下に示します。地域別業績はNotes6および7に示されています。
2015.08.03_04

地域別売上高
2015.08.03_05

1ROWの既成市場を構成するのは、日本、カナダ、オーストラリアおよびニュージーランドです。
2新興市場を構成するのは、ブラジル、中国、インド、メキシコ、ロシア、およびトルコを含む上記以外の全てのROW地域です。

米国
上半期の製品売上は9%減の45億2,500万ドルですが、第2四半期には売上減は3%にとど
まり、改善傾向を示しています。先発医薬品フィーに関する経理処理の変更の影響を除くと、
第2四半期の製品売上は前年同期比1%減でした。

しかし、売上減少はネキシウムの特許期間満了、クレストールの後発スタチン製剤への切り替えによる競合、シナジスのガイドライン変更および上記先発医薬品フィーに関する経理処理の変更を反映しています。オングリザの売上も、糖尿病市場における競合により第2四半期に減少しました。

これら売上の減少は、Brilinta、ビデュリオン、フォシーガ(米国ではFarxiga)、Lynparzaの成長およびTudorzaとDalirespの追加により一部軽減されました。Brilintaの成長は、複数期にわたり継続した強力な成長、および新規処方マーケットシェアの獲得によりけん引されました。ビデュリオンは、引き続きビデュリオンペンの発売ならびにGLP-1クラス全体の需要増によるプラス影響を受けました。フォシーガの売上増が力強く加速しているのは、プロモーション活動の拡充による継続的な需要拡大を反映しています。Lynparzaの患者さん1,000人達成によって、米国において短期間で上市予定の重要な医薬品を多数含む当社のパイプラインによって、患者さんが早い段階から手応えを得ていることがわかったのは、励みになりました。
 

ヨーロッパ
上半期の製品売上は5%減の26億100万ドル。フォシーガとオングリザの好調な売上増をクレストールおよびセロクエルXRが直面する後発品の競合が上回りました。シムビコートの8%の売上減は、主要市場におけるアナログの競合による不利な価格動向を反映しています。

ROWの既成市場
上半期の製品売上は2%減の14億9,100万ドル。日本は第1四半期の売上は減少しましたが、第2四半期の売上は2014年に実施された隔年の薬価改定の影響から脱し、6%増加しました

ネキシウムとクレストールは日本において力強く成長し、それぞれ上半期に16%および6%伸長しました。クレストールの成長は5mg錠の継続的な使用増加を反映しています。

カナダの上半期の製品売上は、オングリザとシムビコートの業績にけん引され、6%増の2億7,300万ドルでした。

新興市場
当社は、中国およびロシア、ブラジル等の主要な新興市場を中心に、これら新興市場の能力を拡大するための投資を加速し、革新的な医薬品を提供することに注力しています。

上半期の新興市場全体の製品売上は14%増の29億6,700万ドル。中国の上半期の売上は19%増の13億900 万ドルで、これは近年の傾向にそったものであり、呼吸器、心血管領域、糖尿病領域の当社製品が特に堅調な業績を達成したことによるものです。ロシアの売上は30%増の1億1,600万ドル、ブラジルの売上は15%増の2億600万ドルでした。

第2四半期の新興市場での製品売上は9%増の14億3,400万ドル。中国では、第1四半期の製品売上が28%伸長した後、成長が鈍化し、第2四半期の売上は10%増の5億8,300万ドルでした。
 

アストラゼネカについて
アストラゼネカは、イノベーション志向のグローバルなバイオ・医薬品企業であり、主に循環器、代謝、呼吸器、炎症、自己免疫、オンコロジー、感染症およびニューロサイエンスの領域において、医療用医薬品の創薬、開発、製造およびマーケティング・営業活動に従事しています。100カ国以上で事業を展開しており、その革新的な医薬品は世界中で多くの患者さんに使用されています。詳細はhttp://www.astrazeneca.comをご覧ください。