アストラゼネカ 消化器疾患治療薬「Entocort®」をゼリア新薬グループのTillotts Pharmaに譲渡  ~主要疾患領域にさらに集中~

本資料はアストラゼネカ英国本社が同日に発信したプレスリリースを日本語に翻訳し、みなさまのご参考に提供するものです。本資料の正式言語は英語であり、その内容・解釈については英語が優先します。


アストラゼネカ(本社:英国ロンドン、最高経営責任者(CEO):パスカル・ソリオ、以下、アストラゼネカ)は、軽症・中等症クローン病ならびに潰瘍性大腸炎を適応症とする消化器系疾患治療薬である Entocort® (一般名:ブデソニド、以下、Entocort) の米国以外の全世界における権利の譲渡に関する契約を、ゼリア新薬工業株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長兼COO:伊部 充弘、以下、ゼリア新薬)の100%子会社であるTillotts Pharma AG(ティロッツ・ファーマ、本社:スイス・ラインフェルデン、最高経営責任者(CEO):Thomas A. Tóth von Kiskér、以下、Tillotts)と締結したことを本日発表しました。Entocortは現在40カ国以上で使用可能であり、2014年の総売上(米国を除く)は5,300万ドルでした。また日本では現在申請準備中で、今後数カ月のうちに製造販売承認を申請予定です。

本契約に基づき、Tillottsはアストラゼネカに対し取引完了時に2億1, 500万ドルを支払い、米国以外の地域におけるEntocortのカプセル剤と注腸剤の販売・開発権を取得します。本取引にはアストラゼネカの社員あるいは施設の移籍は含まれません。

アストラゼネカのグローバル製品・ポートフォリオ戦略担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるLuke Mielsは次のように述べました。「Tillottsとの合意により、当社の主要疾患領域にさらに戦略的に集中できるようになり、また患者さんが必要とする重要な本薬剤を消化器疾患のスペシャリストの手に委ねることができるようになります」。

ゼリア新薬の伊部幸顕 代表取締役会長兼CEOは次のように述べています。「Entocortのような既に広く確立された製品を取得すること、さらにそれを日本や他の国々に拡大できることを大変嬉しく思います。これにより、M&A活動を組み合わせた有機的な成長を遂げて当社株主へのさらなる価値を提供するというという、当社の成長戦略を確固たるものとします」。

TillottsのCEOであるThomas A. Tóth von Kiskérは次のように述べています。「Entocortは、当社の欧州子会社、日本の親会社であるゼリア新薬、ならびに販売提携をするパートナーのネットワークを通じて世界50カ国で販売を展開するAsacol®と補完しあえる製品です。Entocortの獲得により、消化器疾患に対する幅広い治療選択肢を患者さんに提供することで、消化器疾患領域における優れた欧州の専門企業としてのTillottsの地位を確保し続けるという、Tillottsの強いコミットメントを明確に示すものです」。

アストラゼネカはEntocortの米国以外の地域における経済的利益を有さないため、一時金は当社の財務諸表の「その他営業収入」として計上されます。本取引は、慣習的な取引完了条件の対象となり、2015年下半期の完了と見込んでおり、アストラゼネカの2015年財務ガイダンスへの影響はありません。
 

Entocort® (一般名:ブデソニド)について
Entocort®カプセル製剤は、回腸および/または上行結腸の軽症・中等症クローン病の臨床的寛解の誘導・維持を適応症とするファーストライン治療薬です。注腸剤としてのEntocort®は、直腸、S字結腸、下行結腸における遠位潰瘍性大腸炎の臨床的寛解の誘導・維持を適応症としています。アストラゼネカは米国においてはPar Pharmaceuticalと販売契約を締結しています。

Tillotts Pharma(ティロッツ・ファーマ)について
ゼリアグループの一員であるTillotts Pharma AGは、スイス及び国外に200名以上の社員を有する、成長著しいスペシャリティファーマです。Tillottsは、革新的な医薬品、医療機器及び診断薬の開発、導入/導出及び販売のすべてについて消化器領域に特化しています。Tillottsは、欧州の子会社及び慎重に選定された消化器に特化した世界各国の販売パートナーのネットワークを通じて、自社製品Asacol®、Colpermin®及びVistaprep®や導入品Simtomax®の55カ国以上にわたる販売展開に成功しています。詳細についてはwww.tillotts.comをご覧ください。

ゼリア新薬について
ゼリア新薬は1955年に設立され、東京を本拠として医療用医薬品及びOTC医薬品の研究開発、製造、販売を行っています。ゼリア新薬は東証第一部(証券コード:4559)に上場しています。ゼリア新薬は日本の消化器系領域において実績を有しており、また数多くの子会社を通じて国際的に事業を展開しています。詳細についてはwww.zeria.co.jp.をご覧ください。

アストラゼネカについて
アストラゼネカは、イノベーション志向のグローバルなバイオ・医薬品企業であり、主に循環器、代謝、呼吸器、炎症、自己免疫、オンコロジー、感染症およびニューロサイエンスの領域において、医療用医薬品の創薬、開発、製造およびマーケティング・営業活動に従事しています。100カ国以上で事業を展開しており、その革新的な医薬品は世界中で多くの患者さんに使用されています。詳細についてはwww.astrazeneca.comをご覧ください。