アストラゼネカとORCA PHARMACEUTICALS社自己免疫疾患治療におけるベスト・イン・クラスのRORγ阻害剤同定を目的とする共同研究を発表

本資料はアストラゼネカ英国本社が2015年2月25日に発信したプレスリリースを日本語に翻訳し、皆さまのご参考に提供するものです。本資料の正式言語は英語であり、その内容・解釈については英語が優先します。


アストラゼネカと英国に本社を置くバイオファーマ企業Orca Pharmaceuticals社は、レチノイン酸関連オーファン核内受容体γ(RORγ)阻害剤の開発に関する3年間の提携を2月25日に発表しました。本受容体の阻害剤は、現在安全かつ有効な経口治療薬がない広範な自己免疫疾患に対する可能性があるとされています。

RORγは、免疫系において主要な役割を果たします。特に、CD4+T細胞と呼ばれる免疫細胞の集団をT-helper 17(TH17)細胞に変換し、次々に免疫反応を推進する化学物質(サイトカイン)を産生します。しかしながら、TH17細胞および他のRORγ+免疫細胞の過剰作用が、炎症性腸疾患、乾癬、関節炎および多発性硬化症などの広範な病状に関与することが示唆されてきました。

本契約に基づき、アストラゼネカはOrca Pharmaceuticals 社により開発されたRORγ阻害剤へのアクセスを獲得し、それらを自社のプログラムに組み入れます。アストラゼネカおよびOrca Pharmaceuticals社の科学者は本プログラムを進めるために緊密に連携し、アストラゼネカはOrca Pharmaceuticals社の化合物を本提携の終了時点で獲得するオプションを保持します。

Orca Pharmaceuticals社のCEO兼共同創設者であるDr Michael Hunterは次のように述べました。「アストラゼネカが、医薬品様特性をもつ阻害剤の同定は困難であるが期待がもてると判断した領域においてOrcaプログラムの可能性を評価したことを大変喜ばしく思います。アストラゼネカの支援および経験を活用できることは、本領域におけるベスト・イン・クラスの治療薬の開発に向けて前進する上で、本プログラムをより競争力のあるものにできるでしょう」。

アストラゼネカの研究・初期開発部門炎症・自己免疫疾患領域の責任者であるDr Maarten Kraanは次のように述べました。「呼吸器・炎症・自己免疫疾患はアストラゼネカの重点治療領域のひとつです。この免疫科学の最新の領域において、現在慢性的な病状を治療する経口治療薬のない患者さんのために、ベスト・イン・クラスの可能性を持つ候補薬剤を開発する一助となるOrca Pharmaceuticals社と提携を非常に喜ばしく思っております」。
 

Orca Pharmaceuticals社について
Orca Pharmaceuticals (Orca)社は、重症自己免疫疾患の低分子抗炎症治療薬の開発に従事するバイオファーマ企業です。当社の技術はRORγ核内ホルモン受容体のターゲットに焦点をあてており、その主導的疾患プログラムの対象は乾癬です。Orca社はDr Mick Hunter, Dr Roy Pettipher, Dr Mark Payton, Professor Dan Littman および Dr Jun Huhにより創設されました。当社の経営幹部はDr Mick Hunter(CEO)および Dr Roy Pettipher (CSO)です。2013年に創設されたOrac社は、Harrington Project for Discovery & Development and NYU Innovation Ventures Fundに連動する利潤追求型のアクセラレーターであり、BioMotiv(www.biomotiv.com)による投資で支援されています。詳細についてはwww.orcapharmaceuticals.comをご覧ください。

アストラゼネカについて
アストラゼネカは、イノベーション志向のグローバルなバイオ・医薬品企業であり、主に循環器、代謝、呼吸器、炎症、自己免疫、オンコロジー、感染症およびニューロサイエンスの領域において、医療用医薬品の創薬、開発、製造およびマーケティング・営業活動に従事しています。100カ国以上で事業を展開しており、その革新的な医薬品は世界中で多くの患者さんに使用されています。詳細についてはhttp://www.astrazeneca.comをご覧ください。