AstraZeneca PLC 2014年第4四半期・通年業績

本資料はアストラゼネカ英国本社が2015年2月5日に発信したプレスリリースを日本語に翻訳し、皆さまのご参考に提供するものです。本資料の正式言語は英語であり、その内容・解釈については英語が優先します。


2015年2月5日 ロンドン発

2014年第3四半期の業績発表時に上方修正された当社のガイダンスに沿った財務業績

  • 通年売上は恒常為替レート(CER)1ベースで3%増の260億9,500万ドル
    • 米国のブランド処方医薬品フィー算定変更により1億1,300万ドルの売上減;本影響を除いた売上は4%増
  • 通年中核1株当たり利益(EPS)は、成長基盤ならびにパイプライン加速への投資により、8%減の4.28ドル
  • 第4四半期売上は2%増の66億8,300万ドル:4四半期連続の売上増
  • 第4四半期中核EPSは28%減の0.76ドル

成長基盤は2014年15%成長、総売上の53%に寄与

  • Brilinta:70%増‐全世界で継続的進捗
  • 糖尿病:139%増‐ブリストル・マイヤーズスクイブ(BMS)の資産統合の成功、力強いフォシーガの上市および米国におけるBydureon Penの順調な立ち上がり
  • 呼吸器:10%増‐新興市場は27%成長、米国の成長は15%に減速
  • 新興市場:12%増‐中国は22%成長、中国がアストラゼネカの国別の第2の市場に
  • 日本:3%減‐隔年の薬価改定、後発品使用増大および第4四半期のネキシウム回収による影響

2014年には過去最高の6製品の承認を取得

2014年第3四半期業績発表以降のパイプラインの進展:

  • Duaklir Genuair:COPD(慢性閉塞性肺疾患)が欧州で承認。Brodalumab2:2番目と3番目の乾癬を適応とする主要第3相試験においてustekinumabに対する優位性。 Lesinurad:痛風治療薬としての申請が欧州で受理。
  • Brilinta:PEGASUS試験において主要評価項目を達成。Saxagliptin/dapagliflozin固定用量配合剤:米国で申請。
  • Lynparza:進行BRCA変異陽性卵巣がん治療薬として米国および欧州で承認。 イレッサ:新薬承認申請受理。
  • Moventig:オピオイド誘発性便秘治療薬としてEUで承認。Movantik:米国麻薬取締局により規制薬物法による規制から除外

取締役会は1株当たり1.90ドルの第2回中間配当を発表し、通年の配当は2.80ドルとなりました。取締役会は引き続き累進的配当政策を堅持しています。

2015年ガイダンス:当社の売上はCER ベースで1桁台半ばのパーセンテージで減少すると予想しています3。当社のビジネスモデルに基づき、当社はパートナーシップならびに製品および技術の選択的ライセンシングによる社外提携による収入を引き続き検討します。中核1株当たり利益(EPS)はCERベースで1桁台前半のパーセンテージで増加すると予想されます。

2015年ニュースフロー

  • 主要データ:MEDI4736 サードライン 非小細胞肺がん; tremelimumab 中皮腫; selumetinib ぶどう膜メラノーマ; PT003 COPD
  • 申請:AZD9291 セカンドライン 非小細胞肺がん; cediranib 卵巣がん(EU); brodalumab 乾癬
  • 可能性のある承認決定:saxagliptin/dapagliflozin 固定用量配合剤; イレッサ; lesinurad
  1. 別段の記載がない限りすべての成長率はCERベースで表示
  2. Brodalumab はアムジェン社との共同開発
  3. 米国市場での近日中のネキシウム後発品上市が前提
     

 表1

** 中核財務指標の定義および中核ベースと報告ベースの財務指標の調整については、営業およびファイナンシャルレビューの6ページと8ページをご覧下さい。


最高経営責任者パスカル・ソリオの業績についてのコメント:

「2014年はアストラゼネカにとって卓越した年でした。当社はすべての重点治療領域においてパイプラインを加速させ、過去最高となる6製品の承認を取得しました。これと並行して、4四半期連続の売上成長を果たし、現在、成長基盤が総売上の過半数に貢献しています。当社の新興市場における強力な業績は特筆すべきものであり、中国は当社の国別の第2の市場に成長しました。一方、米国でのネキシウム後発品の参入遅延に助けられ、新製品発売および急速に進捗するパイプラインに対する投資を増強することができました。
当社の2015年ガイダンスは、特許期間満了を迎えるにあたり収益を維持するために、引き続き生産性を改善する一方、新製品や充実したパイプラインへ投資することで価値を創造することに注力する当社の方針を反映しています。当社の豊富なサイエンスおよび組織全体で培った推進力をもって、当社は2017年までの成長の回復に向けて順調に推移しつつあるとともに、当社の長期目標を達成する体制も整備しました」。

 表2


  • 米国の第4四半期の売上は前年比横ばいの、26億4,100万ドルでした。これは、堅調な成長基盤に加え、グローバル糖尿病アライアンスのBMSの持ち分取得を完了したことによる影響が一部寄与しています。また、糖尿病製品は1億5,700万ドルの増分売上を達成しました。ブランド処方医薬品フィー算定の変更に伴ってブランド製品に1億1,300万ドルのフィーが課せられ、ネキシウム、セロクエルIRおよびシナジスなどのブランド製品の売上は減少しましたが、シムビコートおよびBrilintaの成長によって相殺されました。
  • ヨーロッパの第4四半期の売上も前年比横ばいでした。これは、糖尿病に関するグローバルアライアンスのBMSの持ち分取得による良好な影響と、Brilintaの継続的成長というプラス要因と、ヨーロッパのシムビコート類似品による影響、セロクエルXRとAtacandの独占権失効による継続的な影響、およびシナジスの正味価格低下というマイナス要因が、同程度であったためです。
  • ROW既成市場の第4四半期の売上は8%減でした。これは、後発品の圧力によるマイナス影響が成長基盤の業績のプラス影響を上回ったためです。第4四半期の日本の売上は、12月のネキシウムの包装不備による回収、在庫減、および2014年4月に実施された隔年薬価切り下げの影響により9%減少しました。
  • 新興市場の第4四半期の売上は14%増でした。本四半期に在庫が減少したにもかかわらず、売上が19%伸長した中国などを含め新興市場の力強い成長が見られました。中国以外の新興市場は第4四半期に12%成長しました。この成長は主に呼吸器および循環器製品によりけん引されました。
     

アストラゼネカについて
アストラゼネカは、イノベーション志向のグローバルなバイオ・医薬品企業であり、主に循環器、代謝、呼吸器、炎症、自己免疫、オンコロジー、感染症およびニューロサイエンスの領域において、医療用医薬品の創薬、開発、製造およびマーケティング・営業活動に従事しています。100カ国以上で事業を展開しており、その革新的な医薬品は世界中で多くの患者さんに使用されています。
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