アストラゼネカ、CANCER RESEARCH UKとアストラゼネカ・MRC英国センターでのリード化合物創薬にむけた新規がん治療薬のスクリーニングで共同研究へ

本資料はアストラゼネカ英国本社が2014年11月28日に発信したプレスリリースを日本語に翻訳し、みなさまのご参考に提供するものです。本資料の正式言語は英語であり、その内容・解釈については英語が優先します。


アストラゼネカと Cancer Research UK は28日、覚書を締結したことを発表しました。本覚書により、Cancer Research UK の創薬研究者は、ケンブリッジに建設されるリード化合物創薬を目的とするアストラゼネカ・MRC英国センターに設置される最先端の創薬施設へのアクセスが可能になります。※Medical Research Council: 医学研究協議会、英国の国立医科研究機関

5年間にわたる共同研究の一環として、Cancer Research UKの科学者は、その創薬部門を通じて、ケンブリッジ・バイオメディカルキャンパス内の新しいアストラゼネカの研究拠点内に設置される施設において、アストラゼネカの化合物ライブラリーにある200万超の分子、および世界有数のツールに初めてアクセスすることにより、恩恵を受けることになります。

化合物ライブラリーにある化合物からリード化合物を同定するために、ハイスループット・スクリーニングの手法が用いられます。これには、創薬ターゲットに対し小さなフラグメントをスクリーニングするfragment-based lead generationや、キナーゼ阻害の創薬ターゲットに役立つ可能性のある一連の化合物のスクリーニング、および新薬の出発点になりうる細胞内の活性化合物を同定する表現型スクリーンも含まれます。

Cancer Research UKとアストラゼネカのスクリーニング担当科学者は、年間最大5件のスクリーニングを相互に協力して行います。Cancer Research UKは研究対象となる新規がん治療薬プロジェクトを決定し、アストラゼネカは、さらなる医薬品研究開発を通じて最も有望な新薬候補物質を進展させるために、Cancer Research UK の商業化部門であるCancer Research Technologyと商業化ライセンスを交渉するオプションを保持します。

Cancer Research UKのトランスレーショナルリサーチ(橋渡し研究)資金調達部門の責任者であるAlexa Smithは、次のように述べました。「本機関の研究者が、アストラゼネカの広範な化合物ライブラリーおよび医薬品創製技術へのアクセスを持つことは、新たな発見を患者さんの利益に迅速に転換することに有益です。私たちはこの最初の契約が私たちの創薬能力をさらに高めるとともに、将来的には他の主導的創薬機関と同様の戦略的提携を構築することを目指しています」。

MRCのトランスレーション・産業担当ディレクターであるChris Watkinsは、次のように述べました。「アストラゼネカ・MRCリード化合物創薬英国センターが、開設後極めて短期間で新たな革新的提携を獲得したことは素晴らしいことです。Cancer Research UKは予定されているMRCとアストラゼネカのパートナーシップの協調的精神と良く適合するオンコロジー研究における世界一流の専門性をもたらすとともに、英国の活気ある研究基盤と産学の科学者によるより緊密な協働体制のさらなる確立に貢献します」。

アストラゼネカの革新的医薬品および早期開発担当エグゼクティブバイスプレジデントであるMenelas Pangalosは、次のように述べました。「当社は、Cancer Research UKとの強固な関係をさらに発展させることを非常に喜ばしく思います。アストラゼネカ・MRCリード化合物創薬英国センターにおける本リサーチプログラムは、まさしく、当社がケンブリッジの新たな研究拠点において、どのようにシームレスな連携が取れた研究環境を構築していくかを示すものです。当社の世界有数の施設を活用し、当社の科学者がCancer Research UKの一流の科学者と協働することで、サイエンスの限界に挑戦し、オンコロジー領域の創薬を加速することを期待しています」。
 

アストラゼネカ・MRC英国リード化合物創薬センターについて
アストラゼネカ・MRC英国リード化合物創薬センターは、2016年に完成予定の、ケンブリッジ・バイオメディカルキャンパス内のアストラゼネカの新たな拠点内に設置されます。 本センターは英国学界において独自の能力を提供し、MRCの支援を受ける世界有数の研究者がアストラゼネカのハイスループット・スクリーニング・グループと協働し、一連の疾患や可能性のある治療選択肢を解明する新たな方法を同定します。また、Cancer Research UKの科学者等、他の学界科学者も、創薬研究を加速するため、合意された期間、本センターで勤務し施設を活用します。

アストラゼネカについて
アストラゼネカは、イノベーション志向のグローバルなバイオ・医薬品企業であり、主に循環器、代謝、呼吸器、炎症、自己免疫、オンコロジー、感染症およびニューロサイエンスの領域において、医療用医薬品の創薬、開発、製造およびマーケティング・営業活動に従事しています。100カ国以上で事業を展開しており、その革新的な医薬品は世界中で多くの患者さんに使用されています。詳細についてはhttp://www.astrazeneca.comをご覧ください。

Cancer Research UKについて
Cancer Research UKは、研究を通じて人命を救うことに専念する世界有数のがん慈善団体です。本団体によるがんの予防、診断および治療に関する先駆的な事業は、何百万もの人命の救助に貢献しました。Cancer Research UKは、その人命救助のための研究に対し政府の資金援助は受けていません。がん撲滅に向けたすべての活動は全面的に寄付に依存しています。その中心的活動により、UKでの生存率は過去40年ですでに2倍に伸展しました。4,000人を超える科学者、医師および看護師の仕事を通じて、がんのあらゆる側面における研究を支援します。パートナーや支援者とともに、Cancer Research UKはすべてのがんが治癒される日を、より早期に実現することを目指しています。Cancer Research UKの事業についての詳細あるいは本団体の慈善事業支援の状況については、0300 123 1861に電話していただくか、http://www.cancerresearchuk.org/をご覧ください。ツイッタ-やフェイスブックでも最新情報を発信しています。

Cancer Research Technologyについて
Cancer Research Technology(CRT)は商業化・開発に特化する企業で、がん患者の利益のためにがん研究において新薬を開発することを目的としています。CRTはがん研究に従事するトップクラスの国際的科学者や施設と緊密に連携し、彼らの研究から生じる知的財産を保護するとともに商業的提携先との関係を確立します。CRTは、新規がん治療薬、ワクチン、診断薬および関連技術の創製、開発および販売を促進します。CRTは、研究を通じて人命を救うことに専念する世界有数のがん慈善団体であるCancer Research UKの完全出資子会社です。CRTに関する詳細についてはhttp://www.cancertechnology.com/をご覧ください。