アストラゼネカ 2型糖尿病におけるグローバル規模の長期前向き研究 「J-DISCOVER」を他国に先駆け日本で開始

アストラゼネカ株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:ガブリエル・ベルチ、以下、アストラゼネカ)は、単剤治療ではコントロール不十分な2型糖尿病患者さんの2剤目による治療の疾患管理パターンおよび臨床経過を観察する長期コホート研究、「J-DISCOVER」を開始し、糖尿病治療へのさらなる貢献を図ります。

本研究は、2型糖尿病と診断され、経口糖尿病治療薬を単剤使用している成人患者さんのうち、2剤目の経口または非経口治療薬による治療を検討している患者さんを対象に、日本全国の約100施設の糖尿病専門医および一般内科医から2,000症例のデータ収集を目標に実施する企業主導研究です。本研究では薬剤を特定せず、糖尿病治療薬全体および薬剤クラスごとにHbA1c、血糖値(空腹時血糖または随時血糖)、体重、血圧、血清脂質などのプロファイルについてベースラインからの変化量や推移、加えて目標値達成率を観察します。さらに患者さんの合併症や日常生活の質(QOL)、食習慣や運動レベルも調査項目に盛り込み、食事・運動療法から薬物治療までの幅広い実態調査となっています。観察期間は3年間で、観察開始から6ヵ月目、12ヵ月目、24ヵ月目、36ヵ月目にデータ収集を行います。

本研究が2型糖尿病治療にもたらす意義について、順天堂大学大学院医学系研究科代謝内分泌内科学の綿田裕孝教授は、「本研究は、特定薬剤に特化せず糖尿病治療の3本柱である食事・運動・治療薬それぞれに関するデータを収集する研究で、企業主導の研究としては珍しいケースです。糖尿病治療の目標の一つは、健康な人と変わらないQOLを維持することであり、その目標に向けて現在の治療を見直す良いきっかけを与えてくれるでしょう。併用療法が大半を占め、薬剤の選択肢が広がった糖尿病治療において、医師が2剤目を選択する際の判断材料となる有益な情報を提供してくれるものと期待しています。」と述べました。

大阪大学大学院 医学系研究科 内分泌代謝内科学の下村伊一郎教授は、「糖尿病治療において、肥満、特に内臓脂肪型肥満は糖尿病発症と病態の進展を助長する重要な因子であり、適切な治療を考える際に、年齢や合併症の有無などと共に肥満症も検討されるべき事項です。本研究ではそういった項目も検討されるため、それぞれの糖尿病患者さんの背景にあった治療の判断材料となる基礎疫学データが得られ、どのような臨床経過をたどるのかを見ることができると期待できます。また、糖尿病患者さんの治療を担当する一般内科医の先生方も研究に携わるので、糖尿病治療の実態が明らかになり、これからの糖尿病のより良い治療を考える上で欠かせない礎となるデータが得られるのではないかと考えます。」と述べました。

本研究は、世界31ヵ国(2014年9月現在)においておこなわれるグローバル研究で、2014年年末からの実施に先駆け、日本では先行して本年9月から開始しました。

アストラゼネカは、本研究を通じて糖尿病治療の進展に貢献し、QOL向上を目指す糖尿病患者さんを支援します。

アストラゼネカについて
アストラゼネカは、イノベーション志向のグローバルなバイオ・医薬品企業であり、医療用医薬品の創薬、開発、製造およびマーケティング・営業活動に従事しています。100カ国以上で事業を展開しており、その革新的な医薬品は世界中で多くの患者さんに使用されています。詳細についてはhttp://www.astrazeneca.comにてご覧ください。 日本においては、主にがん、循環器、消化器、呼吸器、糖尿病、ニューロサイエンスを重点領域として患者さんの健康と医療の発展への更なる貢献を果たすべく活動しています。詳細についてはhttp://www.astrazeneca.co.jpにてご覧ください。