進行・再発乳がんを対象としたフルベストラント500㎎承認申請を行う


アストラゼネカ株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:加藤益弘)は、12月18日、フルベストラント500㎎の閉経後進行・再発乳がんの適応について、製造販売承認申請を厚生労働省に提出しました。

本剤は注射剤であり、有効成分であるフルベストラントはエストロゲン受容体(ER)への結合活性がタモキシフェンよりも高く、アゴニスト活性を持たないことや、エストロゲン受容体のダウンレギュレーションによってエストロゲン拮抗作用を発現することが示されています。
また、タモキシフェンやアナストロゾールと交差耐性を示さないため、既存の非ステロイド系抗エストロゲン剤とは異なる作用機序を有する新しいタイプの抗エストロゲン剤として、閉経後進行・再発乳がんに対する内分泌療法において新たな選択肢の1つとなると考えられます。

本剤の250㎎については、現在、世界70カ国以上で承認されており、500㎎については欧米を中心に順次申請作業が進められています。

早期乳がんのうち約30~40%に再発が見られ、進行・再発乳がんにおいては治癒を望むことが極めて困難なため、治療の主な目的は病勢の進行を抑制し、生活の質を維持することとなります。今回の適応申請が認められれば、進行・再発乳がん治療の選択肢を広げ、患者さんや医療関係者に貢献できるものと考えています。

アストラゼネカは、がんになってもそれまで営んできた“あたりまえの生活”を患者さんが送れるような、がん治療環境の実現に貢献していきます。そのために新薬の開発はもちろん、新しい治療法の普及、最新の事実に基づいたがん治療情報の提供、医療関係者との積極的な協業作業を通じ、がん治療の新たな可能性を追求し、提案し続けます。