イレッサ®(ゲフィチニブ)第Ⅲ相臨床試験INTERESTの結果 LANCETに掲載される  - 化学療法剤に対する全生存期間の非劣性を証明した試験結果 -

この資料は、英国アストラゼネカ社が11月21日(英国現地時間)に発表したプレスリリースを日本語に翻訳・再編集し、皆様のご参考に供するものです。
この資料の正式言語は英語であり、その内容およびその解釈については英語が優先します。


2008年11月21日-英国(オールダリーパーク) 治療歴のある進行非小細胞肺がん患者を対象とし、イレッサ(ゲフィチニブ)が全生存期間においてドセタキセルとの非劣性を証明した第Ⅲ相臨床試験INTERESTの結果が、本日LANCETに掲載されました1。この試験でイレッサはドセタキセルに比べ良好な忍容性を示したほか、イレッサ投与群では有意に多くの患者でQOL(生活の質)が改善されました。

イレッサは治療歴のある進行非小細胞肺がん患者を対象とした試験において、化学療法剤に対する全生存期間の非劣性を証明した唯一のEGFRチロシンキナーゼ阻害剤です。アストラゼネカはINTERESTの結果に基づき、今年、欧州医薬品審査庁にイレッサの販売承認申請を行いました。現在、イレッサは日本と中国を含む36の国と地域で承認されています。

INTEREST(IRESSA Non-small-cell lung cancer Trial Evaluating REsponse and Survival against Taxotere)はプラチナ製剤を含む化学療法治療歴のある局所進行、転移性または再発非小細胞肺がん患者1466例を対象にイレッサとドセタキセルの全生存期間を比較検討した非盲検無作為化並行群間比較第Ⅲ相臨床試験です。

テキサス州ヒューストンのMD Anderson Cancer Center准教授であり、INTERESTの共同治験調整医師でもあるEdward Kim氏は「この大規模試験は、治療歴のある進行非小細胞肺がん患者において、化学療法と比較した際の標的治療の役割を確証しました。この試験でイレッサはドセタキセルと同程度の有効性と、より良好な忍容性を示した結果、ドセタキセル投与患者に比べてイレッサ投与患者では有意に多くの患者で、臨床的に意義のあるQOL(生活の質)改善が示されました」と述べました。

同じくINTERESTの共同治験調整医師であり、フランスのCentre Rene Gauducheau教授のJean-Yves Douillard氏は「化学療法剤と同程度の有効性があり、化学療法剤よりも良好な忍容性を有する経口剤は患者にとって重要な選択肢です」と述べました。

Notes to editors

肺がんについて

  • 毎年新たに肺がんと診断される患者は世界で135万人以上にのぼり、この深刻な疾患による死亡者は120万人近くに達します。これは乳がん、大腸がん、前立腺がんを合わせた死亡者数を上回っています2
  • 肺がんは、他の臓器やリンパ節に転移する前の早期に発見されれば、約半数の患者は5年以上生存できます。しかし、このような早期に発見される肺がんはわずかしかなく、通常は診断された時は進行がんで、その場合の5年生存率は約15%に低下します3

アストラゼネカについて

  • アストラゼネカは、医療用医薬品の研究、開発、製造及び販売、並びにヘルスケアサービスの提供などのヘルスケア事業を世界的に展開している医薬品メーカーです。年間295億5,500万ドルのヘルスケア事業の売上高を有し、消化器、循環器、ニューロサイエンス、呼吸器、オンコロジー及び感染症製品の販売でリーディングポジションを確立しています。アストラゼネカは、Dow Jones Sustainability Index(Global)及びFTSE4 Good Indexに選定されています。
  • 詳細は、弊社のウェブサイトwww.astrazeneca.co.jpをご覧ください。
     

Reference List

  1. Kim ES et al. Gefitinib versus docetaxel in previously treated non-small-cell lung cancer(INTEREST): a randomised phase III trial . Lancet 2008.
  2. Ferlay, J. et al. GLOBOCAN 2002: Cancer Incidence, Mortality and Prevalence Worldwide. IARC CancerBase No. 5. version 2.0. Lyon: IARC Press, 2004.
  3. Bepler G. Lung cancer epidemiology and genetics. J Thorac Imaging 1999; 14(4):228-234.