イレッサ®(ゲフィチニブ)併用化学療法に対する無増悪生存期間の優越性を証明 -アジア人非小細胞肺がん患者におけるファーストライン治療を検討した第III相臨床試験より-

この資料は、英国アストラゼネカ社が7月31日(英国現地時間)に発表したプレスリリースを日本語に翻訳・再編集し、皆様のご参考に供するものです。
この資料の正式言語は英語であり、その内容およびその解釈については英語が優先します。


2008年7月31日- 英国(オールダリーパーク) 本日アストラゼネカは、アジア地域の選択された進行非小細胞肺がん患者を対象としたイレッサの第III相臨床試験IPASS(IRESSA Pan-ASia Study)において、イレッサがカルボプラチン/パクリタキセル併用化学療法に対して無増悪生存期間の非劣性を示すという主要目的を上回る成績を示し、優越性を証明したと発表しました。

IPASSはアジア地域における非盲検無作為化並行群間比較試験で、臨床背景因子により選択された進行非小細胞肺がん患者を対象にファーストライン治療としてのイレッサの有効性、安全性及び忍容性をカルボプラチン/パクリタキセル併用化学療法と比較した試験です。IPASSの主要評価項目は無増悪生存期間で、主要目的はイレッサのカルボプラチン/パクリタキセル併用化学療法に対する非劣性を証明することでした。

この試験にはアジアにおいて化学療法治療歴のない進行非小細胞肺がん患者で、組織型が腺がん、かつ喫煙歴のない、または軽度の喫煙歴(10 Pack-Year以下で少なくとも15年以上禁煙している)の患者1,217例が組入れられました。

副次的評価項目、事前に計画されたサブグループ解析、並びにバイオマーカー解析を含む全体のデータセットは現在評価中であり、詳細に関しては今後の国際学会で発表される予定です。

IPASSの治験調整医師を務めるChinese University of Hong KongのTony Mok教授と近畿大学医学部堺病院の福岡正博 院長は「IPASSはイレッサによるファーストライン治療が、選択された進行肺がん患者に対してベネフィットをもたらすことを示しました。進行肺がん患者へのファーストライン治療の選択肢を広げることは喜ばしいことです」と述べました。

現在イレッサは36の国と地域で承認されています。日本以外のアジア地域では10の国と地域で化学療法治療歴のある局所進行又は転移性非小細胞肺がんを対象に、また、日本では手術不能又は再発非小細胞肺がんを対象にそれぞれ承認されています。

Notes to editors

肺がんについて
毎年新たに肺がんと診断される患者は世界で135万人以上にのぼり、この深刻な疾患による死亡者は120万人近くに達します。これは乳がん、大腸がん、前立腺がんを合わせた死亡者数を上回っています。1

肺がんは、他の臓器やリンパ節に転移する前の早期に発見されれば、約半数の患者は5年以上生存できます。しかし、このような早期に発見される肺がんはわずかしかなく、通常は診断された時は進行がんで、その場合の5年生存率は約15%に低下します。2


アストラゼネカについて
アストラゼネカは、医療用医薬品の研究、開発、製造及び販売、並びにヘルスケアサービスの提供などのヘルスケア事業を世界的に展開している医薬品メーカーです。年間295億5,500万ドルのヘルスケア事業の売上高を有し、消化器、循環器、ニューロサイエンス、呼吸器、オンコロジー及び感染症製品の販売でリーディングポジションを確立しています。アストラゼネカは、Dow Jones Sustainability Index(Global)及びFTSE4 Good Indexに選定されています。

詳細は、弊社のウェブサイトwww.astrazeneca.co.jpをご覧ください。

Reference List

  1. Ferlay, J. et al. GLOBOCAN 2002: Cancer Incidence, Mortality and Prevalence Worldwide. IARC CancerBase No. 5. version 2.0. Lyon: IARC Press, 2004
  2. Bepler,G. (1999) Lung cancer epidemiology and genetics. J. Thorac. Imaging 14, 228-234