「カガクリョウホウ」=科学療法? 化学療法?? ~5人に1人が専門用語の意味がわからない~

患者さんとご家族に聞きました。【がんに関する医療用語調査】
 


アストラゼネカ(本社:大阪市北区、代表取締役社長:加藤益弘)は、がんと診断されたことのある方とそのご家族を対象に、『がん関連の医療用語の理解度』を調べるアンケート調査を行いました。その結果、約60%の方が医療者とのコミュニケーションがうまくいかないと感じた経験があり、5人に1人が医療用語の意味がわかりにくいと回答しました。

アンケート調査は、医療者とのコミュニケーションについての調査と、がん医療用語の理解度を測る2つの側面で実施しました。
前者では「医療者とのコミュニケーションがうまくいかないと感じたことがありますか?」という問いに対し、全体の58.5%の方はコミュニケーションがうまくいかないと感じた経験があると回答しました。後者では、「音(カタカナ表記)で示した用語について、自由回答(思い浮かぶ意味)を記載下さい」という問いに、正誤を問わず記載できた方は全体の49.2%でした。また、2択式での結果は全体の77.7%が正答でした。例えば、自由回答で調査した「カガクリョウホウ」について連想できる意味を質問したところ、『薬以外で治療すること』、『西洋医学による治療』、『放射線治療』などの回答があり、音からの情報では想像しにくい言葉に患者さんやそのご家族が戸惑われている現状が明らかになりました。

アストラゼネカは、新薬の開発、情報の提供を通じて、がん患者さんとそのご家族の‘希望とあたりまえの生活’の実現を目指し、がん医療の支援活動に取り組んでいます。現在、がん患者さんの『心のケア』と『医療従事者とのコミュニケーション』に着目し、今回は、コミュニケーションの基本となるがん医療用語に焦点をあて、その用語の理解度について実態調査を行いました。結果は、当社開設のウェブサイト(「がんになっても」:http://www.az-oncology.jp/医療者向け:http://med.astrazeneca.co.jp/)に掲載しています。また本調査対象のがん医療用語解説集を「がんになっても」ウェブサイトに掲載する予定です。当社は、今後もより良い医療環境の構築に貢献できるよう、活動を進めていきます。

■調査概要:がん医療用語調査

  • 対象用語:100語(がん、がん医療にかかわる用語)
  • 対象:がんと診断されたご経験のある方(患者) ご家族ががんと診断されたご経験のある方(患者家族)、上記以外(一般)
  • 期間:2006年8月3日~8月17日
  • 実施方法:インターネット調査(全国)
  • 有効回答数:200名
                          患者(50名)・患者家族(100名)・一般(50名)
                          ~30代(26.5%) 40代(36.5%) 50代(27.5%) 60代~(9.5%)
                          男女比 4:6

■調査結果
グラフ

※上記両調査では世代による違いや、診断からの経過年数別(診断から5年以内、6年以上)にみた結果、回答率・正解率に差は見られませんでした。

なお、国立がんセンターがん対策情報センターがん情報サービスウェブサイト(http://ganjoho.ncc.go.jp/)上で『患者さんとのコミュニケーションでの注意点』、『医療者とのコミュニケーション』について本調査を参考にした情報が掲載されました。