アストラゼネカはNicOx社とAZD3582および他の一酸化窒素供与型COX阻害剤(CINOD:COX-inhibiting nitric oxide donator)の日本における開発契約を締結しました

アストラゼネカ株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:マーティン・ライト)は、AstraZeneca plc とNicOx が、疼痛および炎症の治療薬としてAZD3582およびいくつかの一酸化窒素供与型COX阻害剤の日本における開発、製品化に関する独占的ライセンス契約に調印したと本日発表しました。AZD3582は酸化窒素の遊離のコントロールとバランスの取れたCOX阻害作用の画期的かつ複数経路の作用機序を持つ新規化合物であり、現在世界中で第II相臨床試験が行われています。

1998年にアストラゼネカとNicOxは開発およびライセンス契約を締結しており、同契約により、アストラゼネカは一酸化窒素供与型COX阻害剤を含む製品の開発、製造、販売に関する独占的権利を日本を除く全世界で取得しました(日本における権利は半独占的)。今回の新しいライセンス契約によりアストラゼネカはNicOxからAZD3582ならびにいくつかの一酸化窒素供与型COX阻害剤の日本における開発・製品化に関する独占的ライセンスを取得しました。その対価として、アストラゼネカはNicOxに対しマイルストーンペイメントを支払い、NicOxは特許有効期間中日本の純売上に対して一定率のロイヤリティーの支払いを受けます。

一酸化窒素供与型COX阻害剤は急性および慢性の疼痛を治療する新しいタイプの鎮痛・抗炎症剤です。AZD3582は、いくつかの新しいタイプの一酸化窒素供与型COX阻害剤のなかから開発のために最初に選ばれた化合物です。AZD3582のヒトでの有効性が5月に発表され、ナプロキセンと比較して消化管毒性を大幅に減少させることを示しました。

日本における独占的権利の取得により、アストラゼネカはこれら新しいタイプの一酸化窒素供与型COX阻害剤に関して真にグローバルな開発・マーケティングを行うとともにAZD3582を最短期間にて日本の市場に導入することが可能になりました。