片頭痛患者さんに朗報!速やかに普段のライフスタイルへ発作中、いつでも飲めて、いつでも効く「ゾーミッグ錠2.5mg」発売

アストラゼネカ株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:マーティン・ライト)は、第二世代経口トリプタン系薬剤としては日本初の、片頭痛急性期治療薬「ゾーミッグ錠2.5mg」(一般名:ゾルミトリプタン)を8月31日に発売します。

発作的かつ慢性的に頭痛を繰り返す片頭痛(日本の推定片頭痛患者840万人)のある患者さんにとって、携帯でき、発作中いつ服用しても有効で、繰り返し服薬しても頭痛改善効果が安定して得られる、経口薬の登場が待ち望まれていました。「ゾーミッグ錠2.5mg」は、既存の経口投与の抗片頭痛薬と異なり、片頭痛に関連する5-HT1B/1D受容体に対し選択的に高い親和性を示し、吸収性に優れ、発作中いつ服用しても速やかに優れた頭痛改善効果を示します。また、片頭痛の特徴として見られる随伴症状として悪心・嘔吐、光過敏、音過敏がありますが、これらに対しても改善効果を示し、現在、片頭痛によって日常生活に支障をきたしている患者さんが、速やかに普段の生活を取り戻すことができると期待されます。

「ゾーミッグ錠2.5mg」は、海外では片頭痛急性期治療において主流となっているトリプタン系薬剤の第二世代として市場に広く浸透しています。1997年欧米での発売以来、すでに世界73カ国で承認され、50カ国以上で発売されています。2000年の全世界での売り上げは2億3700万ドル(289億1400万円/1ドル=122円で換算)で、対前年比31%の伸びを示しています。これは第二世代トリプタン系薬剤としてはトップの売り上げを誇ります。

「ゾーミッグ錠2.5mg」は、今までの片頭痛治療を大きく変えることが期待される治療薬であり、片頭痛治療の第1選択薬として、ドクターや患者さんから待ち望まれている薬剤です。当社は、本剤が日本の片頭痛治療のさらなる向上に貢献できるものと確信しております。

 

表1

ゾーミッグ 錠2.5mgの特徴
・ 経口トリプタン系薬剤
 経口投与での吸収性(生物学的利用率)に優れ、脳血管への末梢性作用に併せて、中枢性作用も持つ
・ 発作中、いつ服薬しても有効
 片頭痛発作時、服薬時期に左右されず、優れた頭痛改善効果を示す
・ 優れた頭痛改善効果
 服薬後速やかに頭痛改善効果がみられ、発作が起こるたびに繰り返し服薬しても効果は安定しており、安全 性も変化しない
・ 日常生活の支障となる随伴症状を改善
 頭痛改善のみならず、日常生活の支障となっている悪心・嘔吐、光過敏、音過敏等の各随伴症状を改善する
・ 国内の第II相用量反応試験において、副作用は26.5%(45/170)に認められ、主な副作用は、悪心(3.5%)、知覚減退(2.9%)、傾眠(2.9%)、片頭痛の悪化(2.9%)であった。また、欧米の第Ⅲ相用量検証試験において、副作用は42.0%(84/200)に認められ、主な副作用は、絞厄感(10.5%)、悪心(9.5%)、めまい(8.5%)、異常感覚(6.0%)であった。
上記試験でみられた副作用の多くは軽度あるいは中等度で一過性のもので、処置なしで消失した。また、重篤な副作用は認められなかった。(承認時)

参考資料1

片頭痛の基礎知識
1 機能性頭痛と症候性頭痛
大きく分けて頭痛は「症候性頭痛」と「機能性頭痛」の2種類に分けられます。前者は脳内や身体の病気が原因で起こる頭痛、後者は他の疾患・病変を原因としない頭痛です。いわゆる慢性頭痛と言われるのは機能性頭痛にあたります。代表的な慢性頭痛には、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛があります。
2 片頭痛症状の特徴

  • 「ズキン、ズキン」という脈拍にあわせた強い痛みが発作的に起こります。
  • 頭の片側、または両側のこめかみから目元にかけた部分が主に痛みます。
  • 発作は、月に1~2回程度反復して起こり、痛みは4時間~72時間(3日間)持続します。
  • 頭痛発作の他に、悪心・嘔吐、音過敏、光過敏も随伴症状として見られます。
  • 階段の上り下りなど、日常生活の動作で頭痛が悪化します。
  • 以上のような症状のため、多くの患者さんは発作中は静かな暗い部屋でじっと耐えていることになります。

3. 日本人の片頭痛患者は600万人~840万人
日本の片頭痛患者は、15歳以上の人口の8.4%*1。この数字を人口に当てはめると、日本には600万~840万の片頭痛患者数がいると推定されます。これは約670万人と言われる糖尿病患者数と同等以上です。
4. 女性の患者数は男性の3~4倍
片頭痛は女性に多く、患者の男女比率は1:3.6*1。女性での有病率のピークは、仕事や家事で忙しい30代~40代に見られ、5人に1人が片頭痛で悩んでいることになります。
5. 片頭痛患者の15%が、前兆を伴う片頭痛*2
片頭痛は前兆を伴うこともあり、最も典型的な症状として、視野に暗点が生じ、周辺がジグザグ上に輝く、「閃輝暗点(せんきあんてん)」と呼ばれる視覚障害があります。
6. 約7割の患者さんが、発作が起きると、ただ横たわるだけ、約6割の患者さんが心理的な面にも支障 を来たしている。(海外でのアンケート調査結果*3)海外で行われたアンケート調査によると、片頭痛発作が起こると約7割の患者さんが「ただ横たわるだけ」と答え、頭痛発作がないときにも、自分の片頭痛が周りの人をうんざりさせているのではないか?、片頭痛が他の人とうまく付き合っていくのを妨げているなど、約6割の患者さんが心理的にも支障を来たしています。
7. 「片」頭痛? 「偏」頭痛?
英語では片頭痛を「migraine」と言いますが、その語源は、「頭の半分」という意味の「hemicrania」と言う言葉に由来しています。ですから、「migraine」を日本語にすると「片頭痛」が正しいと言えます。日本の医学会の正式用語は「片頭痛」で統一されています。
8. トリプタン系薬剤とは
欧米では1991年にトリプタン系製剤が発売され、片頭痛治療の主流となってきました。1997年にはゾーミッグをはじめとする第2世代トリプタンが上市され、市場に広く浸透しています。

■出典一覧:
*1 Assessing new migraine therapies in Japan, Fumihiko Sakai et al:Cephalalgia 17:15-22,1997
*2 J.M.S. Pearce, Chapter 5, Migraine in General Practice: basic concepts, Smith Gordon, p35-41
*3 Clarke CE QJ Med 89:77.1996

■参考資料:『頭痛は警告する』間中信也著 NTT出版 2000

参考資料2
アストラゼネカ株式会社では、中枢神経系領域に注力する企業として、頭痛に関する啓発活動を行っています。
■ 「頭痛休暇」の導入
アストラゼネカでは、2000年6月に、慢性頭痛の確定診断を受けている社員が、発作時において就業が著しく困難な場合、有給で「頭痛休暇」を与えるという、新しい休暇制度を導入しました。
これは、中枢神経系領域に注力する企業として、社内で慢性頭痛患者に対して適正に配慮できる体制を整えるとともに、社会に対し疾患への認識と理解の重要性を訴えていきたいとの考えから導入した休暇制度です。
■ 片頭痛に特化した社内報「マイグレイン通信」を発行
社内における片頭痛啓発活動の一環として、片頭痛に特化した社内報「マイグレイン通信」を発行しています。年4回の発行をベースに全社員に配布し、片頭痛についての啓発活動、情報の提供を行っています。
■ ADITUS Japan
アストラゼネカは、片頭痛治療の向上を目指して情報提供活動を行う研究会『ADITUS Japan』(「アディタス・ジャパン」と表音)を主催しています。
研究会は、東京女子医科大学神経内科教授・岩田誠先生、北里大学内科教授・坂井文彦先生、間中病院院長・間中信也先生、獨協医科大学神経内科教授・平田幸一先生、鳥取大学脳神経内科講師・竹島多賀夫先生の5名の世話人を中心とした頭痛専門医、また、実地臨床において重要な役割を担うプライマリケアの医師らにより組織化され、中立的な活動が運営されています。
研究会の趣意は次の通りです。
・ 片頭痛の診断・治療に関し、患者、および医療従事者間における、より良いコミュニケーション活動を促進すること
・ 片頭痛が治療を必要とする病気であることを社会に広く認知させること

■ 一般向け頭痛啓発イベント『CASTLE OF THE HEADACHE ~頭痛城の秘密を探れ!~』の開催
アストラゼネカでは、2001年8月3日(金)~9日(木)の7日間、東京・池袋サンシャインシティ噴水広場にて、頭痛という疾患を一般市民の皆様によりよく知っていただくための啓発イベント『CASTLE OF THE HEADACHE ~頭痛城の秘密を探れ!~』を開催いたしました。
イベントでは、一般の方に興味を持っていただけるよう「頭痛城」をテーマとした空間を演出しました。お城に見たてた部屋の中に、最新映像、「立体音場」を採用した音響システム、照明を効果的に組み合わせた「体感シアター」を設置し、主人公と一緒に頭痛城探検を疑似体験しながら、ストーリーの中で脳のメカニズムや頭痛の症状についてご理解いただけるよう構成しました。
連日ほぼ定員近い数の方にご参加頂き、7日間の参加者は述べ1200人以上にのぼり、大好評を博しました。