長時間作用性局所麻酔剤「アナペイン注2mg/mL、同7.5mg/mL、同10mg/mL」発売

アストラゼネカ株式会社(本社:大阪市北区、社長:マーティン・ライト)は、8月7日、局所麻酔剤「アナペイン注2mg/mL、同7.5mg/mL、同10mg/mL」(一般名:塩酸ロピバカイン水和物)を発売しました。本剤は、アミド型長時間作用性局所麻酔剤では初のS-エナンチオマーからなる製剤です。麻酔(硬膜外麻酔、伝達麻酔)、術後鎮痛の適応を有し、簡便性に優れたプラスチック製のアンプルおよびバッグの容器を使用しています。また、保存剤を含有していないのでそれらによるアレルギーの心配がありません。

「アナペイン注」の臨床上主要な3つの特徴

  1. 中枢神経系の症状および心毒性のリスクがブピバカインに比べて低く、7.5mg/mL製剤(硬膜外麻酔・伝達麻酔)、10mg/mL(硬膜外麻酔)を適応にもつ高濃度製剤の使用が可能です。
  2. 高濃度製剤は硬膜外麻酔(7.5mg/mL製剤、10mg/mL製剤)、伝達麻酔(7.5mg/mL製剤)に使用でき、良好な鎮痛効果と深い筋弛緩が得られます。
  3. 低濃度製剤(2mg/mL製剤)は硬膜外持続注入により、術後鎮痛に使用でき運動神経ブロックはわずかで増長しない一方、適切な疼痛緩和が得られます。

「アナペイン注2mg/mL、同7.5mg/mL、同10mg/mL」(海外での製品名はNaropin)は国内において局所麻酔薬としては32年ぶりの新薬です。同剤の開発は1980年代に開始され、1996年にスウェーデンで最初に発売されました。今では、世界50カ国以上で承認を受け、40カ国以上で販売されています(2001年8月現在)。

アストラゼネカは局所麻酔薬の世界第1位のメーカーであり、日本においてもキシロカイン、カルボカイン、マーカインなどの製品を販売しています。「アナペイン注2mg/mL、同7.5mg/mL、同10mg/mL」の上市をもって、麻酔ならびに術後の鎮痛における医療現場のニーズに更に幅広くお応えできるようになると確信しております。

表1