気管支喘息治療剤(ロイコトリエン受容体拮抗剤)「アコレート錠」の輸入承認取得

アストラゼネカ株式会社(本社:大阪、社長:ブルーノ・アンジェリシ)は、気管支喘息治療剤(ロイコトリエン受容体拮抗剤)「アコレート錠」(一般名:ザフィルルカスト)につき、本日、厚生省より輸入承認を取得しました。本剤は、薬価基準収載後、「アコレート錠20mg」および「アコレート錠40mg」の商品名で販売します。

アコレート錠は、アストラゼネカにより合成されたロイコトリエン受容体拮抗薬です。本剤の臨床試験は1988年より米国で、翌年に欧州で開始され、気管支喘息治療薬として有効性・安全性の検討が行われた後、1996年にアイルランド、米国での承認をはじめとして既に世界69カ国(2000年10月現在)で承認され、200万人以上の喘息患者に使用されています。 また、これらの国々で50以上の二重盲検比較試験を含む120を超える臨床試験が実施され、豊富なデータが蓄積されています。本邦では1992年より臨床試験が実施され、2000年12月、気管支喘息を適応症として承認されました。

システイニルロイコトリエン(Cys LT)はアラキドン酸代謝経路から生じる化学伝達物質(ケミカルメディエーター)であり、ヒスタミンの約1,000倍の強い気管支平滑筋収縮作用を有します。また、近年、気管支喘息は慢性の気道炎症を主体とした病態であることが広く認識されていますが、Cys LTは好酸球遊走や血管透過性を亢進させることにより、慢性気道炎症の重要なケミカルメディエーターとしても注目されています。

本剤はCys LT(ロイコトリエンC4、D4、E4)のCys LT1受容体への結合を選択的かつ強力に阻害することにより、抗炎症作用および気管支収縮抑制作用を発揮し、喘息症状、呼吸機能を改善して、喘息患者の日常生活を向上させる「経口喘息コントローラー*」として喘息治療に貢献できると確信しております。*長期管理薬

また、ロイコトリエン受容体拮抗薬は、本邦の厚生省免疫・アレルギー研究班による「喘息予防・管理ガイドライン」、NHLBI/WHOのGlobal Initiative for Asthma(GINA)など、世界各国の喘息治療ガイドラインにおいて長期管理薬の1つとして推奨されています。

近年、治療の発展・新しい治療薬の開発に伴い、喘息死は減少の傾向にありますが、それでもまだ年間約6,000名以上の方が喘息で命を落とされています。アストラゼネカではアコレート錠の市場導入をはじめとし、今後呼吸器領域での開発パイプライン・ポートフォリオを強化し、喘息をはじめとした呼吸器疾患の治療に貢献して参ります。


 

表1