新型コロナウイルスに対する私たちの取り組み


2020年4月24日掲出
2021年2月19日更新

 

アストラゼネカの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関わる取り組みについて 

新型コロナウイルス感染症に罹患された皆様、感染拡大により影響を受けられた皆様には謹んでお見舞い申し上げますとともに、罹患された皆様の一日も早いご回復を心よりお祈り申し上げます。

アストラゼネカでは日本そしてグローバルにおいて、新型コロナウイルス感染症に関わる以下の取り組みを進めています。

・アストラゼネカの医薬品を必要とする患者さんへ、安定した供給を確保するための最大の努力
・世界の医療従事者に向けた900万枚のマスク(内、日本へ30万枚)の寄付
・医療従事者向けの新型コロナウイルス感染症に関する最新のグローバルな科学的知見の共有
・私たちの科学を応用した新型コロナウイルス感染症に関する治療薬の開発
・新型コロナウイルスワクチン「AZD1222」の英オックスフォード大学との共同開発

日本を含むアストラゼネカの世界各拠点における対策

●医薬品の供給
2020年、私たちの医薬品の生産と供給体制は強固で、混乱はありませんでした。状況を注視し続けながら、今後状況が悪化する場合にも引き続き備えてまいります。

●マスクの寄付
新型コロナウイルス感染症のパンデミックに対応されている世界中の医療従事者への支援として、900万枚のマスクを寄付しています。また、厚生労働省を通じて国内の医療従事者に30万枚を提供しました。
世界保健機関(WHO)の支援のもとに立ち上げた世界経済フォーラムのCOVIDアクションプラットフォームと連携し、支援を最も必要とする国々を特定しました。

●新型コロナウイルス感染症に関する最新のグローバルな科学的知見の共有
世界中の主要な専門家が、新型コロナウイルス感染症の発症および臨床経験に関する最新の科学的知見を共有し、議論を行っています。
※この内容は医学的教育を目的とした医療従事者を対象としたものです。

●新型コロナウイルス感染症の抗体医薬「AZD7442」の開発
米ヴァンダービルト大学が発見した新型コロナウイルス感染症の抗体医薬候補「AZD7442」の開発を進めています。SARS-CoV-2ウイルスに感染した患者の発症や重症化の防止に加え、ウイルスにさらされる前に予防する効果も期待されています。第III相試験が米国、英国などで実施されています。

●私たちの科学を応用した新型コロナウイルス感染症に関する治療薬の開発
米セントルーク・ミッドアメリカ・ハートインスティチュートと共に、臓器不全などの重度の合併症を発症する危険性がある新型コロナウイルス患者さんを対象に、「フォシーガ(ダパグリフロジン)」の治療の可能性を評価するため、無作為化国際共同第Ⅲ相試験を実施することを発表しています。心血管、代謝、腎臓のリスク要因を有する患者さんにおいて、新型コロナウイルスによる病気の進行、合併症、および死亡のリスクを軽減させるかどうか評価します。

●英オックスフォード大学と共同開発する新型コロナウイルスワクチン(開発番号:AZD1222)

(経緯)
・アストラゼネカと英オックスフォード大学は、Jenner InstituteとOxford Vaccine Groupが開発する新型コロナウイルスワクチン候補の世界的な開発・販売についての提携を2020年4月に発表しました。共同で開発を行い、アストラゼネカが製造や供給を担います。

・アストラゼネカは世界的に公平なワクチンの供給を目指しており、世界中の政府や関係機関、製造業者とパートナーシップを締結し、ワクチンの開発、配分、供給に取り組んでいます。なお、パンデミック期間中においては、営利を目的とせずワクチンを供給することを考えています。

(開発関連)
・AZD1222は、オックスフォード大学とそのスピンアウト企業であるVaccitechによって共同で発明されました。チンパンジー由来の一般的な風邪のアデノウイルスを弱毒化し、体内で増殖しないように処理をして、そこにSARS-CoV-2ウイルス表面のスパイクタンパク質の遺伝物質を組み込んだものを使用します。ワクチン接種後、SARS-CoV-2ウイルスの表面のスパイクタンパク質が体内で形成され、実際にSARS-CoV-2ウイルスに感染した時に、ウイルスを攻撃するよう免疫システムが刺激されます。

・オックスフォード大学が実施するプログラムに加えて、アストラゼネカは米国および他の世界各国で大規模な臨床試験を実施しています。合計で、オックスフォード大学とアストラゼネカは、世界中で最大60,000人の参加者を登録する予定です。

・2020年7月20日付けのLancetに、AZD1222の第I/II相試験の中間結果が掲載されました。すべての被験者においてAZD1222の忍容性が確認され、SARS-CoV-2ウイルスに対する免疫反応を生成したことが示されています。

・2020年12月8日付けのLancetに、AZD1222の第II/III相試験の中間解析の結果が掲載されました。有効性の中間分析は、オックスフォード大学が実施している英国とブラジルの第III相試験において131例のCOVID-19の感染が認められた11,636名の被験者データに基づいています。
統合解析に基づく有効性の主要評価項目は、計2回のワクチン接種を受けてから15日以降に発生する症候性COVID-19の予防に対するワクチン有効率は70.4%(信頼区間:54.8%~80.6%)であることを示しました。重症化の予防に関わる副次的評価項目については、ワクチンの接種を受けた被験者において、入院ならびに重症例はありませんでした。

・2020年12月30日、世界に先駆け、イギリス政府により当ワクチンの緊急使用が承認されました。

(日本国内の状況)
・2020年12月10日、アストラゼネカは日本における1億2千万回分の新型コロナウイルスワクチンAZD1222の供給について、日本政府と最終合意書を締結しました。

・2021年2月5日、アストラゼネカは日本において製造販売承認申請を行いました。日本では2020年8月末より18歳以上の被験者256名を対象に、第I/II相臨床試験を実施しています。

・アストラゼネカは日本におけるワクチン供給について、AZD1222のグローバルサプライネットワークを活用してワクチンの調達を行う一方、パートナー各社と協力しながら国内における製造体制を確立して参ります。国内においては原液をJCRファーマ株式会社が製造し、バイアル充填や包装などの製剤化を第一三共株式会社とKMバイオロジクス株式会社が行い、ワクチンの保管・配送はMeiji Seikaファルマ株式会社が行う予定です。

その他

●新型コロナウイルス拡散防止に向けた取り組み(日本)
・アストラゼネカでは政府・地方自治体のガイダンスに従いながら、また各施設の受け入れ状況等を踏まえながら、新型コロナウイルス感染症対策を実行しています。ガイドラインに沿って、在宅勤務やフレックス勤務の遂行、衛生管理(マスク、アルコール消毒液の設置等)の徹底、ならびに密な状態を回避し、社会的距離を保ち業務を行っています。

・セキュリティシステムを用いた全社員の体調モニタリングは継続しています。

・「新しい仕事のやり方」に柔軟に取り組み、テクノロジーの活用などを通じて3つの「密」を減らすことで、社会の新型コロナウイルス感染リスクの低減に寄与する事が重要だと考えています。

アストラゼネカのグローバルにおける新型コロナウイルス感染症に関わる取り組みについては、以下のサイトをご参照ください。https://www.astrazeneca.com/media-centre/articles/2020/covid-19-information-hub.html