日本循環器協会とアストラゼネカ、心不全に関する疾患啓発ウェブサイト『Spotlight On Heart Failure』を新規開設

―日本の心不全患者さんとご家族に向けて疾患情報を提供開始―

一般社団法人日本循環器協会(所在地:東京都、代表理事:小室一成、以下、「日本循環器協会」)と、アストラゼネカ株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:ステファン・ヴォックスストラム、以下、「アストラゼネカ」)は、本日、日本の患者さんとご家族向けの心不全啓発ウェブサイト、『Spotlight On Heart Failure』( https://www.spotlightonheartfailure.jp/ )を開設しました。
このウェブサイトは、日本循環器協会が公募する初の「一般向け心不全啓発ホームページ事業」に採択され、心不全の症状、原因、診断方法について理解を深め、患者さんひとりひとりの未来を願って、開設するものです。

『Spotlight On Heart Failure』は、心不全に関する啓発を目的に、アストラゼネカが世界心臓連合と協力して開発しました。この取り組みは、心不全発症のリスクを抱える人や、既に心不全と診断を受けた方、そのご家族の体験にスポットライトを当て、心不全の理解促進を図るとともに、この深刻な疾患の影響を受けている多くの方々への周知を目的としています。この目的のもと、日本では、日本循環器協会と連携し、世界心臓連合と共同開発したものとは異なる情報発信を目指します。

心不全の患者数は、日本における130万人、欧州における1,500万人、米国における600万人を含む世界で約6,400万人(少なくとも半数は左室駆出率低下を有する)と推定されています1,2,3,4。心不全は、患者の半数が診断されてから5年以内に死亡する慢性の疾患です5。また心不全は65歳以上で入院する方の理由として最も多い疾患で、臨床的および経済的に大きな負担となっています6

日本循環器協会の代表理事で東京大学大学院医学系研究科循環器内科学教授の小室一成医師は、次のとおり述べています。「患者数が急増している心不全の予後はがんよりも悪いといわれていますが、心不全の特徴は予防が大変有効であるということです。心不全は、高血圧や脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病が原因となることから食事や運動といった生活習慣の改善や適切な治療が予防になります。また心不全は認知度が低いために症状があるにも関わらず見逃されていることも多いのです。そこでひとりでも多くの人に心不全について知り、予防していただきたいと思い疾患啓発用のウェブサイトを開設しました。『Spotlight On Heart Failure』がその一助になれば幸いに存じます」。

アストラゼネカの循環器・腎・代謝/消化器(CVRM)事業本部長である緒方史子は、次のとおり述べています。「心不全は、日本に130万人存在すると言われており、その予後については5年生存率が約50%であるにも関わらず、がんと比較すると、一般の方々の認知は十分ではありません。そのため、まずは心不全について一般の方々に広く正しく理解していただくことが重要だと考えています。このウェブサイトを通じて、多くの生活者にとって、心不全の発症を防ぐことに寄与できれば幸いです。さらには、日本循環器協会の皆様の協力を得て、適切な受診につながり、心不全で苦しむ患者さんがひとりでも少なくなる社会の構築を目指してまいります」。

アストラゼネカは新薬の開発をリードするバイオ・医薬品企業として、今後も心不全の患者さんとそのご家族のニーズに応える活動を展開し、サポートを続けてまいります。

以上

*****
アストラゼネカの循環器・腎・代謝領域について
循環器・腎・代謝疾患はアストラゼネカの主要治療領域のひとつであり、当社にとって重要な成長ドライバーです。心臓、腎臓、膵臓などの臓器の基本的な関連性をより明確に解明するサイエンスを追求し、疾患進行の抑制やリスク減少、合併症の抑制による臓器保護と予後の改善をもたらす医薬品のポートフォリオに投資をしています。当社は、循環器・腎・代謝 疾患をもつ世界中の何百万人もの患者さんの健康と、治療法の進歩に貢献する革新的なサイエンスを継続的に提供し、疾患の治療・進展抑制、さらには臓器およびその機能の再生の実現を目指しています。

一般社団法人日本循環器協会について
日本循環器協会は、日本循環器学会・日本心臓財団とともに活動し、循環器病患者・家族、自治体や企業との連携を基盤として循環器病診療と研究のプラットフォームの役割を担う新組織です。本取り組みにおいては、患者さんを含む一般生活者に周知することのほか、医学的内容に関するアドバイスその他広範な疾患啓発支援を行います。

アストラゼネカについて
アストラゼネカは、イノベーション志向のグローバルなバイオ・医薬品企業であり、主に循環器、代謝、呼吸器、炎症、自己免疫、オンコロジー、感染症およびニューロサイエンスの領域において、医療用医薬品の創薬、開発、製造およびマーケティング・営業活動に従事しています。100カ国以上で事業を展開しており、その革新的な医薬品は世界中で多くの患者さんに使用されています。詳細についてはhttp://www.astrazeneca.comまたは、ツイッター@AstraZeneca(英語のみ)をフォローしてご覧ください。

日本においては、主にオンコロジー、循環器・腎・代謝、および呼吸器・免疫を重点領域として患者さんの健康と医療の発展への更なる貢献を果たすべく活動しています。アストラゼネカ株式会社についてはhttps://www.astrazeneca.co.jp/をご覧ください。

References
1. Vos T et al. Global, regional, and national incidence, prevalence, and years lived with disability for 328 diseases and injuries for 195 countries, 1990–2016: A systematic analysis for the Global Burden of Disease Study 2016. The Lancet 2017; 390(10100):1211–59.‌
2. Travessa AMR, Menezes Falcão LF de. Treatment of Heart Failure With Reduced Ejection Fraction-Recent Developments. Am J Ther 2016; 23(2):e531-49.‌
3. AstraZeneca. Data on File. November 2020.‌
4. Dickstein K, et al. ESC Guidelines for the diagnosis and treatment of acute and chronic heart failure 2008: the Task Force for the Diagnosis and Treatment of Acute and Chronic Heart Failure 2008 of the European Society of Cardiology. Developed in collaboration with the Heart Failure Association of the ESC (HFA) and endorsed by the European Society of Intensive Care Medicine (ESICM). Eur Heart J 2008; 29:2388-2442.‌
5. Mozaffarian D et al. Circulation. 26 January 2016;133(4):e38-360 and the CDC: https://www.cdc.gov/dhdsp/data_statistics/fact_sheets/fs_heart_failure.htm.‌
6. Azad N, Lemay G. Management of chronic heart failure in the older population. J Geriatr Cardiol 2014; 11(4):329–37.

tags

  • 循環器・腎・代謝