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2002年7月8日

アストラゼネカ 世界初、最速審査でイレッサの承認取得

アストラゼネカ株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:マーティン・ライト)は、7月5日、イレッサ(一般名:ゲフィチニブ)の輸入承認を手術不能又は再発非小細胞肺癌の効能・効果で厚生労働省より取得しました。

イレッサの最初の適応は非小細胞肺がん治療薬ですが、アストラゼネカは世界中で適応拡大の開発をおこなっています。日本におきましては、本年1月25日に非小細胞肺がんの適応で承認申請をおこない、わずか5カ月あまりという抗エイズ薬を除けば最速で承認されたことから、世界に先駆けて日本が最初の承認国となりました。また、世界にて同時に開発された医薬品が日本で最初の承認を取得したのはイレッサが初めてです。この画期的な成果は新薬承認審査の体制やプロセスの改善による審査の効率化、イレッサの効果および医療上のニーズを考慮しての優先審査、そして、ICHにもとづく開発戦略を積極的に導入した日米欧同時開発・承認申請を実施できるアストラゼネカの比類なき先進的な新薬開発体制により達成されました。

イレッサ(1日1回経口投与)は従来の抗がん剤とは異なる新しいタイプの分子標的治療剤の1つで、世界で最初に承認された選択的なEGFR-TKI(上皮成長因子受容体チロシンキナーゼ阻害剤)です。イレッサはがん治療の最前線を行く分子標的治療剤として非小細胞肺がん治療の選択肢を広げる薬剤であると期待されています。日本における申請は世界中の約400人の患者を対象にした2つの第II相臨床試験のデータにもとづいておこなわれました。このデータは、化学療法による前治療で効果が認められなかった進行非小細胞肺がん患者において、イレッサ1日1回250mg単剤投与にて腫瘍の縮小あるいは病勢安定をもたらし、疾患に伴う自覚症状の改善が見られたというものです。また、従来の化学療法剤とは異なり、報告された主な副作用は発疹、下痢等でしたが、ほとんどが軽度から中等度でした。これら2つの第II相臨床試験の1つは日本と欧州の施設にて同一プロトコールの下、同時に実施された日本人102例を含む約200例の規模の国際臨床試験です。

がんによる死亡は年々増える一方で、1981年以降、21年連続で日本人の死因の第1位です。2001年には30万586人が、がんで死亡しています(全死亡者数は97万313人)。また、肺がんは1998年からがんによる死因のトップとなり、2001年にはおよそ5万5千人が肺がんで死亡しており、今後も増え続けると予想されます。

当社はイレッサを薬価基準に収載と同時に発売する予定です。しかしながら、イレッサの適応である非小細胞肺がん患者は予後が悪く、病勢の進行が早い疾患ですので、薬価収載までの2カ月間は患者によっては非常に長いと考えられます。このように、イレッサには大きな医療上のニーズと患者、医師双方からの強い要請があるので、当社は、特定療養費制度にもとづき、7月中旬よりイレッサの供給を開始することを決定しました。

アストラゼネカは、イレッサが非小細胞肺がん患者さんに症状改善や病勢安定をもたらし、QOLの向上に貢献できると確信しております。

製品概要(医療従事者向け)>>>

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以上
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